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結論:忙しい人向け3行まとめ
- 「1400W」でも「6段階」でもなく、最初に見るのは使える鍋の底の直径です。メーカー公式の仕様では、アイリスオーヤマの1口IHコンロは直径12〜24cm(1400W機)または12〜20cm(1000W機)、ドリテックのピッコリーノは10〜16cm、ピッコリストは10〜14cm。底が12cm未満の小さいミルクパンは、アイリスオーヤマの公式掲載機(1400W機・1000W機)では仕様の範囲外です。
- 「火力◯段階」は、弱火の細かさを表していませんでした。アイリスの5段階と6段階の差は、いちばん強い1400Wの段が増えるかどうかだけで、弱火側(500W/200W相当/80W相当)は同じです。
- 楽天の商品説明で鍋底の直径を書いていたのは、今回調べた168出品のうち36出品でした。ただし公式サイトに掲載されている4系統(アイリスオーヤマの1400W機・1000W機、ドリテックのDI-217・DI-231)については、公式サイトか取扱説明書に載っていました。買う前に、型番でメーカーの公式ページを見てください。(ただし今回の7機種のうち4機種は、売られている型番そのものの公式仕様を確認できていません。1機種は公式ページがメンテナンス中、3機種はその型番が公式サイトに見当たらないためです。後述します。)
この記事は、楽天市場の商品検索APIで「IHクッキングヒーター 卓上」など8つの検索語を使い、1万円以下・販売可能の条件で集めた278出品を元にしています。そのうち本体と判定できたのが168出品で、残りの110出品は鍋・スタンド・保護シート・プレートなどでした。
数字の出どころは、販売ページの説明文(楽天API)と、メーカーの公式サイト・取扱説明書の2つです。食い違ったところは公式を正としています。
卓上IHコンロの選び方ポイント:最初に見るのは「使える鍋の底の直径」です
卓上IHコンロの販売ページで目立つ数字は「1400W」「6段階」「揚げ物モード」の3つです。ところが、買ったあとに「うちの鍋が反応しない」となるかどうかは、そのどれでも決まりません。決めるのは使える鍋の条件です。当サイトが仕様や説明書を確認できた4系統(アイリスオーヤマの公式掲載1400W機・1000W機、ドリテックのDI-217・DI-231)では、材質・底の平らさ(そり)・底の直径の3つが共通して定められていました。
底の厚みは共通ではありません。ドリテックの2機種は「鍋底の厚みが1.2mm以上」を使える鍋の条件に挙げていますが、アイリスオーヤマのIHK-T391の取扱説明書では、厚みの条件が出てくるのは温度調理モードのところだけで(アルミ合金はり底ステンレスは2.5mm以上、ステンレスは2mm以上)、通常の加熱調理の条件としては書かれていませんでした。
このうち、材質は磁石を当てれば目安がつきます。底の直径は定規で測れますが、機種ごとの指定値を知らないと合否が判断できません。
🔴 底の平らさは、目で見て平らに見えるかどうかでは判定できません。IHK-T391の取扱説明書は、加熱調理でそり3mm以下、揚げ物調理でそり1mm以下と数値で定めたうえで、1円玉を使った確認手順を載せています。用途によって使う枚数が違います。
| 用途 | 置く1円玉 | 判定のしかた |
|---|---|---|
| 揚げ物調理(そり1mm以下) | 1枚 | 平らなテーブルに1円玉を置き、鍋底の中心と重なるように鍋を置く。鍋の端を押さえたときにカタカタ動けば使用できる。動かなければ使用できない |
| 加熱調理(そり3mm以下) | 2枚重ね | 同じ手順。カタカタ動けば使用できる。動かなければ使用できない |
🔴 さらに「底が逆にそっている鍋」も使用できません。平らなテーブルに鍋を置いて回し、鍋が回るようなら使用できない、と書かれています。
揚げ物をするときに2枚で判定すると、そりが1〜3mmの鍋を合格と見なしてしまいます。用途に合った枚数で確かめてください。
そして直径は、販売ページに書かれていないことが多い数字でした。だからこの記事では直径を軸に置いています。
IHは、本体のコイルから出る磁力線が鍋底に渦電流を起こし、鍋底自身が発熱する仕組みです。鍋底とコイルの大きさが合っていないと、うまく発熱しません。そのため各社は、使える鍋底の直径を仕様として決めています。(当サイトが確認した4系統では、直径が合っていても材質と底の平らさの条件を満たさなければ使えません。ドリテックの2機種は底の厚み1.2mm以上も条件です。)
指定の範囲から外れた鍋を載せたときにどうなるかは、機種によって違います。今回確認した範囲では、ドリテックの2機種は使えない鍋を載せると「E1」が表示されて加熱が始まらず、アイリスオーヤマは「なべなし検知機能/小物検知機能」でランプが点滅して加熱を終了する、と書かれていました。止まる条件や表示は機種ごとに違うので、説明書で確認してください。
公式の仕様はこうなっていました(いずれも2026年10月23日に確認)。
| メーカー・機種 | 加熱調理に使える鍋底の直径 | 揚げ物に使える鍋底の直径 |
|---|---|---|
| アイリスオーヤマ 1口IHコンロ 1400W(IHK-TA1-B/T391-B/T37/T35) | 12〜24cm | 18〜22cm |
| アイリスオーヤマ 1口IHコンロ 1000W(IHK-TA2-B/T392-B/T38/T36-W) | 12〜20cm | 18cmのもののみ |
| アイリスオーヤマ 1口IHコンロ 1000W(IHK-T36-B/-WPG) | 12〜20cm | 18〜20cm(同じ1000Wでもここだけ違います) |
| ドリテック DI-217「ピッコリーノ」 | 10〜16cm | 揚げ物は使用不可(取扱説明書の「警告」) |
| ドリテック DI-231「ピッコリスト」 | 10〜14cm | 揚げ物は使用不可(取扱説明書の「警告」) |
🔴 この表はメーカー公式サイトまたは取扱説明書から取りました。
なお、今回の7機種には入れていませんが、無印良品の「IHクッキングプレート MJ-IHCP1」の楽天の商品説明には「鍋底の発熱体直径10cm〜14.5cm」という記載がありました。ただし「発熱体の直径」と「本体が受け入れる鍋底の直径」は別の数字で、この機種の適合鍋サイズとして確認したものではありません。上の表には入れていません。
ここから2つのことが分かります。
① 小さい鍋を使いたいなら、アイリスオーヤマの機種は下限に注意が必要です。
アイリスオーヤマの公式掲載機(1400W機・1000W機)は、公式仕様で下限が直径12cmです。鍋の口径(上から見たときの直径)と、鍋底の直径は別の数字です。どちらがどれだけ大きいかは鍋の形によって違います。どこを「鍋底の直径」として測るのかは機種の説明書に従ってください(明示されていない機種はメーカーに確認)。いずれにしても手持ちの鍋は必ず実測してください。ドリテックの2機種は下限が10cmなので、条件を満たす小さい片手鍋を使いたいならこちらが候補になります(材質・底の平らさ・厚みの条件も別に満たす必要があります)。
② 大きい鍋を使いたいなら、ドリテックの2機種は上限で引っかかります。
ピッコリーノは16cm、ピッコリストは14cmが上限です。鍋底の直径が上限を超える鍋は使えません。なお土鍋は、サイズ以前に材質の面でも対象外です(後述)。
🔴 ここがこの記事でいちばん伝えたいことです。今回調べた168出品のうち、鍋底の直径を書いていたのは36出品でした。残りの132出品は、商品名にも説明文にも鍋底のサイズが見当たりませんでした。
ただし、「販売ページに書いていない」は「メーカーが決めていない」ではありません。公式サイトに掲載されている4系統(アイリスオーヤマの1400W機・1000W機、ドリテックのDI-217・DI-231)では、公式サイトまたは取扱説明書に鍋底の直径が書かれていました。販売ページだけで判断せず、型番でメーカーの公式ページを見てください。それが数分でできる、いちばん確実な確認です。
🔴 ただし、どのメーカーでも確認できるとは限りません。今回の7機種のうち、売られている型番そのものの公式仕様を確認できたのは3機種だけでした。
- マクスゼン MIHS-TI140:公式の製品ページが2026年10月23日時点でメンテナンス中で、鍋底の直径を確認できませんでした。
- IHK-TA1P-B/IHK-TA2P-B/IHKP-T39220-B:その型番が公式サイトに見当たらず、本記事の鍋底サイズは公式掲載型番(IHK-TA1-B/IHK-TA2-B/IHK-T392-B)のものです。同一かどうかは確認できていません。
この記事がいちばん大事だと言っている数字が、7機種のうち4機種で確定していないということです。
手持ちの鍋の底を測るときは、鍋をひっくり返して底の直径を定規で測ります。どこを測るのかが説明書に明示されていない機種もあります。その場合はメーカーに確認してください。🔴 ただし、「鍋底の直径」をどこで測るかを明示している機種ばかりではありません。ドリテックの2機種はトッププレートに最小・最大の円が印刷されていて、そこに合わせられます。測り方が分からない機種は、説明書かメーカーに確認してください。少なくとも鍋の口径ではありません。
この記事の7機種の並べ方について
🔴 このあとの1〜7という番号は、順位でも優劣でもありません。次の基準で並べているだけです。
- 1〜3番:メーカーの公式サイトまたは取扱説明書で、型番ごと仕様を確認できた機種(ドリテック DI-217/DI-231、アイリスオーヤマ IHK-T391)
- 4〜7番:公式で確認しきれなかった機種
4〜7番が「悪い製品」という意味ではありません。この記事が根拠として示せる情報の量が少ない、という意味です。内訳はこうです。
- IHK-TA1P-B/IHK-TA2P-B/IHKP-T39220-B:楽天で売られているこの型番が、アイリスオーヤマの公式サイトに見当たりませんでした。公式に載っているのは IHK-TA1-B/IHK-TA2-B/IHK-T392-B です。末尾の「P」や「P-T39220」が何を指すのかは分かりません。本記事の仕様欄は公式掲載型番のもので、同一かどうかは確認できていません。
- MIHS-TI140(マクスゼン):メーカー公式の製品ページが2026年10月23日時点でメンテナンス中で、使える鍋底の直径が確認できませんでした。この記事がいちばん大事だと言っている数字が、この機種だけ分からない状態です。
4〜7番の機種を検討する場合は、購入前にメーカーまたは出品者へ仕様を問い合わせてください。
「火力6段階」と「5段階」の違いは、弱火ではなく強火側でした
販売ページには「加熱調理:6段階」「火力5段階」といった数字が並びます。段階が多いほうが細かく火加減を調整できそうに見えますが、中身を見ると違いました。
各段の実際のワット数です(マクスゼンの行以外は、メーカー公式サイトまたは取扱説明書から取りました)。
| 機種 | 段数 | 各段のワット数(弱い順) |
|---|---|---|
| アイリスオーヤマ 1000W機 | 5段階 | 80W相当/200W相当/500W/700W/1000W |
| アイリスオーヤマ 1400W機 | 6段階 | 80W相当/200W相当/500W/700W/1000W/1400W |
| ドリテック DI-231 | 6段階 | 80W相当/200W相当/500W/700W/800W/900W |
| ドリテック DI-217 | 10段階 | 100W/200W/300W/400W/500W/600W/700W/800W/900W/1000W |
| マクスゼン MIHS-TI140 | 未確定 | 楽天の説明文では7段階・約200〜1400Wの200W刻み。公式仕様表は未確認で、メーカー資料内でも6段階/7段階に割れています(下記参照) |
並べてみると、こうなっていました。
- アイリスオーヤマの5段階と6段階は、弱火側(80W相当・200W相当・500W・700W)がまったく同じです。違いは、いちばん上に1400Wの段があるかどうかだけ。つまり「6段階だから火加減が細かい」のではなく、「強い段が1つ多い」というだけでした。
- ドリテックのDI-231も6段階ですが、最大は900Wです。同じ「6段階」でも、アイリスオーヤマの6段階(最大1400W)とは最大火力が1.56倍ちがいます。段数だけでは比べられません。
- 公式仕様を確認できた機種の中で、300W・400W・600Wという段を明記しているのはDI-217だけでした(アイリスオーヤマとドリテックDI-231は、500Wの次が700W、その上が800W/900W/1000W/1400Wという並びです)。ただし定格消費電力は1000Wで、1400W機より小さい数字です。(当サイトは使用していないため、実際の調理で火加減がどれだけ違うか・沸かす時間がどれだけ違うかは確かめていません。)
つまり、「段数が多い=火加減が細かい」でも「段数が多い=火力が強い」でもありません。段数だけでは、最大火力も、各段の間隔も比べられません。(段数は「設定できる段がいくつあるか」は表していますが、その段がどのワット数なのかは別に見る必要があります。)
見るべきは段数ではなく、各段のワット数です。販売ページに書いていなければ、型番でメーカーの公式仕様を探してください。ただし必ず見つかるとは限りません。今回は7機種のうち4機種で、売られている型番そのものの公式仕様を確認できませんでした(1機種は公式ページがメンテナンス中、3機種はその型番が公式サイトに見当たらないためです)。
参考までに、今回調べた168出品のうち火力の段階数を書いていたのは125出品で、その内訳は5段階が52、6段階が47、7段階が6、8段階が5、9段階が4、10段階が11でした。5段階と6段階で全体の約8割を占めています。
🔴 販売ページの火力表記が、メーカー公式と食い違っている出品もありました。
アイリスオーヤマの鍋セット「IHKP-T39220-B」を約8,734円で出している出品は、説明文にこう書いていました。
> 定格消費電力:1000W
> 加熱調理モード:5段階(火力)(約1400W/約1000W/約700W/約500W/約200W相当/約80W相当)
「5段階」と書きながら値が6つ並んでいて、しかも定格1000Wの製品に1400Wの段が入っています。アイリスオーヤマ公式の1000W機の仕様は「5段階(約1000W/約700W/約500W/約200W相当/約80W相当)」ですから、1400W機の仕様が紛れ込んだとみられます。
別の出品では、同じ製品の火力を「5段階(火力)80W〜1000W」と書いていました。公式は「80W相当」です。「相当」が落ちると、断続運転ではなく連続して80Wが出るように読めてしまいます。
販売ページの数字は、そのまま信じないほうがいいという例です。型番が分かれば、メーカー公式の仕様が数分で確認できます。
低出力の段が「間欠運転の平均値」だと書いていたのは、今回確認した公式資料ではドリテックの取扱説明書だけでした
上の表で、アイリスオーヤマとドリテックDI-231のいちばん弱い2段にだけ「相当」が付いているのに気づいたでしょうか(80W相当、200W相当)。500W以上には付いていません。一方、ドリテックDI-217は10段すべてが「100W」「200W」のように「相当」なしで書かれています。
では「相当」とは何なのか。それを説明していたのではなく、低い段が間欠運転であることを明記していたのが、ドリテックDI-217の取扱説明書でした。
DI-217の取扱説明書17ページ「製品仕様」には、10段階の火力(1:100W〜10:1000W)を示したうえで、「※1〜2の火力値は間欠運転による平均値です」と注記されています。同じ説明書の10ページにも「※火力1〜2はON/OFFの間欠運転となります」とあります。
つまりこのDI-217については、いちばん弱い2段が「ずっと弱く加熱し続けている」のではなく、「加熱を入れたり切ったりして、ならすと100W/200Wになる」という動作だと、メーカー自身が書いています。
🔴 ただし、これをほかのメーカーにそのまま当てはめることはできません。アイリスオーヤマとDI-231の「約80W相当」「約200W相当」が何を指すのかは、公式の仕様表には書かれておらず、確認できませんでした。(IHK-T391の取扱説明書は取得して読みましたが、火力の表に「80W相当」とあるだけで、「相当」が何を指すのかの説明は見当たりませんでした。)DI-217と同様の制御とみられますが、これは推測です。
今回調べた168出品のうち、説明文に「◯◯W相当」という表記があったのは55出品でした。
これが実際の調理にどう効くかは、正直に言うと、この記事では確かめていません。当サイトはこれらの製品を購入も使用もしていないためです。ただし、メーカー自身が説明書の「安全上のご注意」で、とろみのある料理について注意を書いています。ドリテックの両機種とも、警告欄に次の指示があります。
> みそ汁やとろみのある食品(カレーなど)は、加熱前によくかき混ぜる。加熱中も火力を「弱」に設定し、時々かき混ぜる。
「弱にして放っておけばよい」とは書かれていません。弱火でも時々かき混ぜる前提です。弱火でコトコト煮込む用途を中心に考えているなら、この点は頭に入れておいたほうがよさそうです。
卓上IHコンロのメリット:火を使わず、工事もいらず、卓上で完結します
ここまで注意点ばかり書いてきたので、卓上IHコンロが向いている場面も整理しておきます。
① 工事がいりません。今回の7機種のうち、メーカー公式で電源AC100Vを確認できた3機種(ドリテックDI-217・DI-231、アイリスオーヤマIHK-T391)は、家庭用のコンセントに挿すだけで使え、賃貸でも設置工事は不要です。(残り4機種は楽天の商品説明に100Vと記載がありますが、公式仕様表では確認できていません。)
② 炎が出ません。ガスコンロと違って直火が出ません。ただしトッププレートは鍋からの熱で高温になります(ドリテックの2機種は約60℃以上で「H」が点灯して知らせます)。鍋や蒸気によって周囲が熱くなることもあります。
③ 鍋を検知して止まる機種があります。公式仕様で確認できた範囲では、アイリスオーヤマ(公式掲載の1400W機・1000W機)が「なべなし検知機能/小物検知機能」を、ドリテックのDI-217・DI-231が鍋検知・小物検知(「E1」表示)を持っています。切り忘れ防止は、アイリスオーヤマが加熱・揚げ物で2時間(IHK-T391の温度調理は設定温度によって変わり、50〜70℃で4時間、80〜100℃で2時間)、DI-217が約60分、DI-231が約2時間です。マクスゼン MIHS-TI140については、メーカー発表に「切り忘れ防止装置」「自動オフ機能」の記載がありますが、公式の仕様表を開けなかったため 細かい条件は確認できていません。
④ トッププレートが平らなので、拭き取りやすい形です。五徳や受け皿がないぶん、吹きこぼれても拭き取れます。ただし吸気口・排気口のほこりの掃除は別に必要で、ドリテックの説明書は掃除機でほこりを吸い取るよう指示しています。
⑤ 1台増やすと「もう1口」になります。鍋をしながらコンロで別のものを作る、という使い方ができます。ただし消費電力が大きい機器です。当サイトが説明書を読んだ3機種は、いずれも「定格15A以上のコンセントを単独で使う」と指示していました。たこ足配線は避け、使う機種の説明書でコンセントの使い方を確認してください(次の節で詳しく書きます)。
逆に、複数の料理を同時に作る家庭や、手持ちの調理器具に制約がある場合は、1万円以下の卓上1口IHをガスコンロの完全な代わりにするのは難しくなります。鍋底のサイズ制限と、使える鍋の材質制限があるためです(詳しくはFAQをご覧ください)。
卓上IHコンロのデメリット・注意点:コンセント・使えない鍋・揚げ物
① コンセントは単独で使ってください。
ドリテックのDI-217・DI-231の取扱説明書は、「安全上のご注意」の「警告」(人が死亡または重傷を負う可能性が想定される内容)として、次を指示しています(当サイトが取得して読んだ説明書は、この2冊とアイリスオーヤマ IHK-T391 の計3冊です。残りの機種は確認していません)。
> 定格15A・交流100Vのコンセントを単独で使用する。
1400Wの機種は、一般的な100V・15Aの回路/コンセント系統の目安(最大1500W)のほぼ上限です。🔴 これは「1400Wなら1台で使い切れる」という意味ではありません。同じ分岐回路につながる他の機器との合計で判断する必要があり、延長コードやテーブルタップにはそれぞれ別の定格があります。分岐回路の定格も住戸や回路ごとに違います。
電子レンジや電気ケトルと同時に使うと、その2台が同じ分岐回路につながっていれば、合計の消費電力によってはブレーカーが落ちることがあります。分岐回路はコンセントの口ごとではなく部屋や系統ごとに分かれているので、別の壁コンセントでも同じ回路のことがあります。延長コードやテーブルタップは、容量を超えると発熱の原因になります。🔴 説明書が「単独で使う」と指示している以上、延長コードやタップを使ってよいかは機種の説明書の指示と、コード側の定格の両方を確認してください。当サイトは「使ってよい」とも「一律に使えない」とも判断できません。
🔴 アイリスオーヤマのIHK-T391の取扱説明書にも、同じ趣旨の警告があります。
> 電源は交流100V、定格15A以上のコンセントを単独で使う 発火・火災の原因になります。
当サイトが説明書を確認できたのは、ドリテックのDI-217・DI-231とアイリスオーヤマのIHK-T391の3機種です。この3機種はいずれも「単独で使う」と指示していました。マクスゼンの説明書は確認していません。各機種の取扱説明書でコンセントの使い方を必ず確認してください。
ちなみに、ドリテックのDI-217には「セーブ機能」があり、最大出力を1000W/700W/450Wに切り替えられます。説明書には「電気容量に余裕がない場合などにご使用ください」とあります(700Wに設定すると火力は7段目までしか上げられません)。
🔴 ただし、出力を下げても「定格15A・交流100Vのコンセントを単独で使用する」という警告は消えません。セーブ機能は、単独のコンセントが用意できない場合の代わりにはなりません。まず単独で挿せる場所を確保してください。
② 使えない鍋があります。材質とかたちの両方です。
ドリテックの取扱説明書(6ページ)は、使えない鍋を具体的に挙げています。
- 材質:耐熱ガラス/陶器・陶磁器・セラミック/土鍋/アルミ・アルミ合金・銅を含むもの
- かたち:鍋底が平らでない鍋(中華鍋など)、本体との間に隙間のある鍋
- 大きさ:鍋底直径が下限未満、または上限を超える鍋
- 厚み:鍋底の厚みが1.2mm未満のもの(使える条件は「1.2mm以上」です)
アイリスオーヤマのIHK-T391の取扱説明書(9ページ)は、材質をこう分けています。
- 使えるなべ:本体がアルミニウム合金で、はり底がステンレス鋼のなべ/鉄・鉄鋳物/鉄ほうろう/ステンレス18-0(SUS430)など/多層鋼なべ
- 使えないなべ:耐熱ガラス/陶磁器・土なべ/アルミ・銅(はり底がステンレス鋼でないもの)
🔴 つまり「アルミだから使えない」ではありません。底にステンレスを貼ったアルミ鍋は使えて、そうでないアルミ鍋は使えない、という分かれ方です。ドリテックの2機種は「アルミ・アルミ合金・銅を含むもの」を一律に使えない材質としており、同じ『アルミ鍋』でもメーカーで扱いが違います。
🔴 そして、この説明書にはもう一歩踏み込んだ記載があります。
> 市販の土なべは「IH用」と表示されていても使わないでください。なべを認識できなかったり、うまく加熱できないことがあります。
> アルミ箔なべ(なべ焼きうどんなど)は「IH用」と表示されていても使わないでください。
「IH用」と書かれていても使うな、と書かれています。土鍋で鍋をしたいなら、この機種は選べません。
なお、アイリスオーヤマの公式仕様ページで「アルミニウム合金、はり底:ステンレス鋼のなべ」が使用可能な材質に入っているのは IHK-T391-B と IHK-T392-B で、同じページの他の機種にはこの記載がありません。「アルミ鍋が使えるか」は機種ごとに確認してください。
🔴 「IH対応」と書かれた鍋でも使えないことがあります。ドリテックの説明書は「鍋の形状・材質によってはIH対応鍋でも本製品でご使用になれない場合があります」と明記し、実際に鍋を載せて加熱が始まるかを確かめる手順(7ページ「使える鍋の見分け方」)まで用意しています。土鍋で鍋をしたい人は、少なくとも当サイトが説明書を読んだ3機種(ドリテック DI-217・DI-231、アイリスオーヤマ IHK-T391)は選べません。
③ 揚げ物ができない機種があります。
ドリテックのDI-217・DI-231は、取扱説明書の「警告」に「揚げ物調理で使用しない」と書かれています。「揚げ物モードがない」ではなく、使ってはいけないという扱いです。
アイリスオーヤマは揚げ物調理モードを備えていますが、使える鍋が加熱調理より狭くなります。1400W機は直径18〜22cm、1000W機は型番で指定が分かれます(IHK-TA2-B/T392-B/T38/T36-Wは直径18cmのもののみ、IHK-T36-B/-WPGは18〜20cm)。さらに「揚げ物なべのそり検知機能」があります。🔴 この機能について、アイリスオーヤマは公式仕様ページで「底面が1mm以上そっていたり、へこんでいるなべで揚げ物調理すると、ランプが点滅して加熱を終了します」と書いている一方、使用可能な鍋の形状は「揚げ物調理の場合はそりが1mm以下のもの」としています。ちょうど1mmのところで2つの記載が重なります。どちらの表現も公式のものなので、そりが1mmに近い鍋は避けるのが無難です。
🔴 IHK-T391の取扱説明書(12ページ)は、揚げ物について鍋のサイズ以外にも条件を挙げています。どれも「温度制御が正しくできず、火災の原因になります」という理由つきです。
- 油は900g(1L)以上入れる(少ないと温度が上がりすぎる)
- 必ず常温(室温)の油を使う(ガスコンロなどで温めた油は使わない)
- 加熱ボタンではなく揚げ物ボタンで調理する
- 予熱を始めたら油をつぎ足さない
- なべにふたをしない/なべの下に紙・布・汚れ防止シートを敷かない
- 調理中はそばを離れない
「揚げ物モードがある」=鍋さえ合えば使える、ではありません。
揚げ物をしたいなら、手持ちの揚げ鍋の底の直径を先に測って、機種ごとの指定に合うかを確かめてください。1000W機は型番によって指定が違います(IHK-TA2-B/T392-B/T38は18cmのもののみ、IHK-T36-B/-WPGは18〜20cm)。
④ 設置場所にも指示があります。
空ける距離はメーカーで違います。
– ドリテック DI-217・DI-231(説明書8ページ・本文に数値の記載あり):上方や周囲に可燃物や壁・棚があるときは、上方約1m以上、周囲約10cm以上離して使用する
– アイリスオーヤマ IHK-T391(説明書5ページ):壁・家具などから空ける距離が図で指定されています。当サイトがPDFから読み取れたラベルは「ヒーターから10cm以上」「1m以上」「側方2cm以上」「前方2cm以上」でした。🔴 ただし図のラベルが抽出時につながってしまい、どの数値がどの方向のものかを当サイトでは確定できませんでした。設置の前に必ず説明書の図でご確認ください。
文章で書かれているのは「前後左右のうちいずれか2面以上を開放してください」「背面の排気口の周囲は空けてください」「水平で安定した場所で使用してください」の3つです
棚の下や壁際で使う場合は確認が必要です。またドリテックの2機種は「金属の台の上では使用しない」「テーブルクロスの上で使用しない」と指示しています。アイリスオーヤマのIHK-T391も、「特に、底面の吸気口の下に、紙やテーブルクロスなど吸い込まれやすいものを敷かないでください」と指示しています(「金属の台の上では使用しない」という記載は、当サイトが読んだ範囲では見当たりませんでした)。水平で安定した場所で使用することは、両社とも指示しています。
⑤ ペースメーカーを使っている方への注意があります。
両社とも「心臓用ペースメーカーをお使いの方は、本製品のご使用に当たっては必ず医師に相談する」と記載しています。該当する場合は、購入前に医師へご相談ください。
価格・コスパ分析:同じ型番でも最大1.6倍の開きがありました
今回調べた168出品の価格は、¥4,580〜¥9,980の範囲でした(1万円以下という条件で集めた結果、実際の最高額が¥9,980でした)。
注目したいのは、まったく同じ型番でも出品によって価格が違うことです。3出品以上ある型番で、最安と最高の比を取りました。
| 型番 | 出品数 | 最安 | 最高 | 開き |
|---|---|---|---|---|
| ドリテック DI-231 | 3 | 約5,580円 | 約8,980円 | 1.61倍 |
| ドリテック DI-217BK | 13 | 約6,200円 | 約9,339円 | 1.51倍 |
| 山善 IEA-Y1400 | 6 | 約5,804円 | 約8,778円 | 1.51倍 |
| マクスゼン MIHS-TI140 | 3 | 約4,980円 | 約6,280円 | 1.26倍 |
| アイリスオーヤマ IHK-T35-W | 3 | 約6,980円 | 約8,244円 | 1.18倍 |
| アイリスオーヤマ IHK-TA1P-B | 8 | 約5,680円 | 約5,680円 | 1.00倍 |
同じ製品なのに、出品を選び間違えると3,000円以上多く払うことがあります。価格だけでなく送料の条件も出品ごとに違うので、必ず「型番」で検索し直して、総額で比べてください。
なお、アイリスオーヤマのIHK-TA1P-Bは、確認した8出品すべてが5,680円で同額でした(理由は分かりません)。
🔴 ポイント倍率については、今回は本文に書きません。今回調べた範囲では、本体はほぼすべてポイント1倍でした。また、当サイトの過去の調査で、倍率の高さを示している出品が、必ずしも最安の出品ではないことが分かっています。倍率は出品ページでご確認ください。
電気代についても見ておきます。参考として、最大の1400Wのまま1時間使い続けたと仮定した場合の電気代は約43円です(1kWh=31円で計算:1.4kW × 1時間 × 31円 ≒ 43.4円)。🔴 これは最大出力を連続で使い続けた場合の計算で、実際の機種別の電気代ではありません。設定する火力、鍋の量、自動で加熱が止まる動作によって変わります。鍋を30分温めるなら約22円です。1000W機を最大のまま1時間使い続けたと仮定すれば約31円。機種間の差は、1時間あたり十数円の範囲に収まります。
つまり、1時間あたりで見るかぎり、1000W機と1400W機の電気代の差は約12円です(900WのDI-231と1400W機なら約15.5円)。使う時間と頻度、契約している電気料金によって積み上がり方は変わりますが、短時間の使用が中心なら、鍋底のサイズと揚げ物の可否を優先してよさそうです。
「卓上IH」の検索結果には、一般的な100Vコンセントにそのまま挿せない出品も混ざっていました
今回168出品を1件ずつ見ていて、一般的な100V・15Aの回路/コンセント系統に挿して使う前提には合わない出品が3件混ざっていました。理由は3件それぞれ別です。定格電圧・プラグの形・専用回路・工事の要否がすべて一致したときだけ使えるもので、「20Aの回路がある」「200Vの設備がある」というだけでは使えません。
| 出品 | 価格 | 理由 |
|---|---|---|
| 【海外向け家電】【220V仕様】NTS 卓上IH調理器 SIH-W100 | 約9,460円 | 説明文に「対応電圧220V」。日本の一般的な100Vコンセントでは使えません(商品名に「海外向け」と明記はされています) |
| アイリスオーヤマ HIHC-B210-W | 約9,980円 | ビルトイン型・単相200V。説明文に「取り付け工事は必要」とあります |
| 「IHクッキングヒーター IHコンロ 2200W」 | 約8,380円 | 説明文に「電源AC110V/定格消費電力2200W」。日本の一般的な100V・15Aの回路/コンセント系統で、定格どおりに安全に使える根拠を確認できませんでした(100Vでの動作可否・プラグの形・実際の電流は説明文からは分かりません) |
3件とも、商品名または説明文に根拠が書かれています。隠されているわけではありません。一般的な住まいで卓上に置いてすぐ使う、という前提には合わない、という意味です。ただ、「卓上IH」「IHコンロ」という検索語で一覧に並ぶと、ほかの出品と見分けがつきにくいのは確かです。
とくにビルトイン型は、商品名に「卓上」という語が入った出品と並んで表示されます。アイリスオーヤマの出品は説明文に「ご家庭のコンセントで使える電源200Vタイプです。(※取り付け工事は必要…)」と書かれていて、「家庭のコンセントで使える」と「工事が必要」が同じ文の中にあります。読み飛ばすと勘違いしかねない書き方です。
確認のしかたは簡単です。購入前に説明文で「AC100V」という表記を探してください。「200V」「220V」と書いてあるなら、家庭の一般的な100Vコンセントにはそのまま挿せません。(200V対応のコンセントがある住まいもありますが、プラグの形・専用回路・設置の条件はメーカーに確認が必要です。ビルトイン型は電圧以前に、取り付け工事が必要なので卓上では使えません。)
また、定格消費電力が1500Wを超える出品も同じく要注意です。確認することは2つに分かれます。
- 製品側:当サイトが説明書を読んだ3機種は、いずれも「定格15A以上のコンセントを単独で使う」と指示していました。製品がどのコンセントを求めているかを、まず説明書で確認してください。
- 住まい側:そのコンセントがつながっている分岐回路の容量が足りるかは別の話です。20Aの専用回路がある住まいもあれば、15Aの回路に複数のコンセントがつながっている住まいもあります。分電盤の表示や、賃貸なら管理会社に確認してください。
どちらか一方が足りなければ使えません。

こんな人におすすめ/こんな方には向きません
向いている人
- 一人暮らしで、鍋ものや煮込みを卓上でしたい人。卓上1口IHはこの用途がいちばん素直です。
- ガスコンロの口数を増やしたい人。鍋をしながら別のものを作る、という使い方ができます。
- 直火を出したくない事情がある人。(ただし調理中の蒸気・煙・油煙で火災報知器が反応する可能性は残ります。報知器への対策として卓上IHを選ばないでください。)
- 手持ちの鍋が、その機種の条件に合う人。共通の条件は材質(鉄・鉄鋳物・鉄ほうろう・ステンレスなど。ただし非磁性のステンレスや多層構造の鍋は使えないことがあります)・底が平らで反りがないこと・底の直径の3つで、数値は機種ごとに違います。ドリテックの2機種は底の厚み1.2mm以上も条件です。買う前に、鍋側と本体側の説明書の両方で確認してください。
向いていない方
- 🔴 土鍋で鍋をしたい方。ドリテックの2機種は使えない材質として土鍋を挙げています。アイリスオーヤマのIHK-T391の取扱説明書は、「市販の土なべは『IH用』と表示されていても使わないでください」と書いています。表示の有無では判断できません。(当サイトが説明書を読んだのはこの3機種です。ほかの機種については確認していません。)
- 🔴 ガスコンロの代わりに、毎日の調理すべてを任せたい方。1口では足りませんし、鍋底のサイズ制限で使えない調理器具が出てきます。
- 🔴 中華鍋を振りたい方。鍋底が丸い鍋は使えません。また当サイトが仕様を確認できた4系統は、鍋がないことを検知すると加熱を終了します(振る調理には向きません)。未確認の機種は説明書でご確認ください。
- 🔴 銅の鍋を使いたい方。仕様を確認できた機種(ドリテックの2機種、アイリスオーヤマの公式掲載機)では、いずれも使える材質に挙げていません。マクスゼン MIHS-TI140 は材質の仕様を確認できていません。/アルミの鍋は機種によって違います。ドリテックの2機種は「アルミ・アルミ合金」を使えない材質に挙げていますが、アイリスオーヤマの IHK-T391-B・IHK-T392-B は「アルミニウム合金、はり底:ステンレス鋼のなべ」を使用可能な材質に挙げています。お使いのアルミ鍋の底の構造と、機種の仕様の両方を確認してください。
- 🔴 揚げ物が主目的で、手持ちの揚げ鍋の底が機種の指定に入らない方。1000W機は型番で指定が分かれます(IHK-TA2-B/T392-B/T38/T36-Wは直径18cmのもののみ、IHK-T36-B/-WPGは18〜20cm)。1400W機は18〜22cmです。ドリテックの2機種は取扱説明書の「警告」で揚げ物そのものが禁止されています。
- ペースメーカーをお使いの方。両社とも「必ず医師に相談する」と記載しています。購入前に医師へご相談ください。
卓上IHコンロ 購入ステップガイド:買う前に5分ほどでできる確認
ステップ1:手持ちの鍋の底を測る(1分)
鍋をひっくり返して、底の直径を測ります。鍋の口径ではありません。🔴 ただし「鍋底の直径」をどこで測るかは、機種によって説明書に明示されていないことがあります。ドリテックの2機種はトッププレートに最小・最大の円が印刷されているので、そこに合わせられます。明示されていない機種はメーカーに確認してください。
よく使う鍋を2〜3個測って、いちばん小さい底といちばん大きい底をメモしてください。
ステップ2:その鍋の材質を確かめる(30秒)
磁石を鍋底に当ててください。くっつけば鉄かステンレス(磁性のあるもの)で、IHで発熱する可能性が高い材質です。くっつかなければ、アルミ・銅・耐熱ガラス・土鍋のほか非磁性のステンレスなども考えられ、機種の材質条件を満たさない可能性があります。
※ただし磁石がつく鍋でも、底の厚み(1.2mm以上)や多層構造によっては使えないことがあります。
ステップ3:鍋底の直径が収まる機種を選ぶ(1分)
| 手持ちの鍋底の直径 | 仕様の範囲に入る機種 |
|---|---|
| 10〜11cm | ドリテック DI-231(10〜14cm)/DI-217(10〜16cm)のみ(アイリスオーヤマは下限12cm) |
| 12〜14cm | 4系統すべて(DI-231/DI-217/アイリス公式掲載1000W機/アイリス公式掲載1400W機) |
| 15〜16cm | DI-217(10〜16cm)/アイリス1000W機(12〜20cm)/アイリス1400W機(12〜24cm) |
| 17〜20cm | アイリス1000W機(12〜20cm)/アイリス1400W機(12〜24cm) |
| 21〜24cm | アイリス1400W機(12〜24cm)のみ |
| 24cmを超える | 今回調べた範囲では該当なし |
※この表は公式仕様を確認できた4系統(ドリテック DI-217/DI-231、アイリスオーヤマ 1400W機/1000W機)だけで作っています。マクスゼン MIHS-TI140 は鍋底の指定が確認できていないため入れていません。
ステップ4:揚げ物をするかどうかを決める(30秒)
するなら、揚げ鍋の底の直径を測って、その型番の指定に入るかを確認してください。1000W機は型番で指定が分かれます(IHK-TA2-B/T392-B/T38/T36-Wは直径18cmのもののみ、IHK-T36-B/-WPGは18〜20cm)。1400W機は18〜22cmです。しない場合も、加熱調理に使うために材質(ステップ2)・底の平らさ・鍋底の直径の3つは確認してください。ドリテックの2機種は鍋底の厚み1.2mm以上も条件です(アイリスオーヤマのIHK-T391では、厚みの条件は温度調理モードのところに書かれています)。
ステップ5:コンセントを確認する(30秒)
壁のコンセントに単独で挿せる場所があるか見てください(ドリテックの2機種は取扱説明書の「警告」で単独使用を指示しています)。ただし、単独のコンセントに挿しても、その回路に余裕があるとは限りません。別の壁コンセントでも同じ分岐回路のことがあり、電子レンジや電気ケトルと同時に使うと、合計の消費電力によってはブレーカーが落ちることがあります。回路の容量と他の機器との同時使用については、住まいの電気の条件と各機種の説明書に従ってください。単独で挿せる場所が確保できないなら、その場所では使わないでください。(ドリテック DI-217 には最大出力を落とすセーブ機能がありますが、説明書の「コンセントを単独で使用する」という警告は出力を下げても消えません。単独コンセントの代わりにはなりません。)
ステップ6:型番で検索し直して、総額で比べる(1分)
機種が決まったら、商品名ではなく型番(例:IHK-T391、DI-217BK)で検索してください。同じ型番でも最大1.6倍の価格差があり、送料の条件も出品ごとに違います。
この記事が確認していないこと
正直に書いておきます。
- 当サイトはこれらの製品を購入も使用もしていません。使用感・音の大きさ・立ち上がりの速さ・実際の火力の体感については、一切確かめていません。本文の数字は、メーカーの公式サイトと取扱説明書、そして楽天市場の商品検索APIが返す情報だけを元にしています。
- 「鍋底の直径を書いていたのは168出品のうち36出品」という数え方は、楽天APIが返す商品説明文の全文を対象にしたものです。商品ページに貼られた画像の中に書かれている場合は数えられていません。実際には、画像で説明している出品がこれより多い可能性があります。
- マクスゼン MIHS-TI140の鍋底サイズは確認できていません。メーカー公式の製品ページ(maxzen.jp)が2026年10月23日時点でメンテナンス中で、仕様表を開けませんでした。火力7段階と揚げ物モードの温度は、メーカーのプレスリリース(PR TIMES)で確認しています。購入前にメーカーへ直接ご確認ください。
- 楽天で「IHK-TA1P-B」「IHK-TA2P-B」として売られている型番は、アイリスオーヤマの公式サイトでは見つけられませんでした。公式に掲載されているのは「IHK-TA1-B」「IHK-TA2-B」です。末尾の「P」が何を指すのかは確認できていません。本文で引用した1400W機・1000W機の仕様は、公式に掲載されている型番のものです。TA1P/TA2Pがこれと同一仕様かどうかは、購入前にメーカーまたは出品者へご確認ください。
- 価格・レビュー・在庫は2026年10月23日時点のものです。変動します。
- レビューの件数と平均点は、出品単位の数字です。同じ製品でも出品が違えばレビューも別に積み上がります。また、1つの出品で1000Wと1400Wの両方を選べる商品もあり、その場合レビューがどちらのモデルに対するものかは分かりません。(実際、今回いちばんレビューが多かった出品は1,961件でしたが、商品名に「1000W 1400W」と併記されていたため、本記事では採用していません。)
- 今回の7機種のうち、メーカー公式で型番ごと仕様を確認できたのは3機種(ドリテック DI-217/DI-231、アイリスオーヤマ IHK-T391)です。残り4機種は、公式サイトに同じ型番が見当たらないか、公式ページを開けませんでした。記事の並び順(1〜7の番号)は、この確認できた情報の量にもとづいています。順位でも優劣でもありません。
- 各機種の説明書を全機種ぶん取り寄せてはいません。当サイトが取得して読んだのは、ドリテック DI-217・DI-231 と、アイリスオーヤマ IHK-T391 の3冊です。本文で引用している「警告」はこの3冊のものです。残りの機種の説明書に同じ記載があるかは確認していません。
- 実際の調理結果は何も確かめていません。火加減の体感、沸かす時間、音、においの出方などは、すべてこの記事の範囲外です。仕様表に書かれた数字と、メーカーが書いた注意書きだけを並べています。
比較表で全体をチェック
| 機種 | メーカー公式での確認 | 定格消費電力 | 火力の段 | 使える鍋底(加熱) | 揚げ物 | 価格の目安 | レビュー |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ドリテック DI-217「ピッコリーノ」 | ✅ 取扱説明書で確認 | 1000W | 10段階(100〜1000W・100W刻み/1〜2段は間欠運転の平均値) | 10〜16cm | 不可(取説の警告) | 約6,200円(送料込) | ★4.55(113件) |
| アイリスオーヤマ IHK-T391(1400W) | ✅ 公式サイトで確認(IHK-T391-B) | 1400W | 6段階(80W相当/200W相当/500/700/1000/1400W) | 12〜24cm | 可(18〜22cm・150〜200℃の6段階) | 約5,680円(送料込) | ★4.59(218件) |
| ドリテック DI-231「ピッコリスト」 | ✅ 取扱説明書で確認 | 900W | 6段階(80W相当/200W相当/500/700/800/900W) | 10〜14cm | 不可(取説の警告) | 約5,580円(送料は要確認/下記参照) | ★4.54(39件) |
| アイリスオーヤマ IHK-TA1P-B(1400W) | 🔺 この型番は公式サイトで確認できず(公式はIHK-TA1-B) | 1400W | 6段階(※公式掲載のIHK-TA1-Bの仕様) | 12〜24cm(※同上) | 可(18〜22cm/※同上) | 約5,680円(送料込) | ★4.49(378件) |
| アイリスオーヤマ IHK-TA2P-B(1000W) | 🔺 この型番は公式サイトで確認できず(公式はIHK-TA2-B) | 1000W | 5段階(※公式掲載のIHK-TA2-Bの仕様) | 12〜20cm(※同上) | 可(18cmのもののみ/※同上) | 約4,980円(送料込) | ★4.45(396件) |
| マクスゼン MIHS-TI140 | 🔺 仕様表は未確認(公式ページがメンテナンス中) | 1400W(楽天の説明文。公式未確認) | 未確定(楽天の説明文では7段階・約200〜1400Wの200W刻み。ただしメーカー資料内で6段階/7段階に割れており、公式仕様表は未確認) | 不明 | あり(段数は資料により6段階/7段階に割れる) | 約4,980円(送料別) | ★4.68(122件) |
| アイリスオーヤマ IHKP-T39220-B 鍋セット(1000W) | 🔺 この型番は公式サイトで確認できず(同系統はIHK-T392-B) | 1000W | 5段階(※公式掲載のIHK-T392-Bの仕様) | 12〜20cm(※同上) | 可(18cmのもののみ/※同上) | 約9,980円(送料込) | ★4.41(27件) |
各商品の価格の見かたと選びどころ
1. ドリテック IHクッカー「ピッコリーノ」DI-217BK(1000W・火力10段階・鍋底10〜16cm)
今回調べた中で、火力の段が最も細かい機種です。取扱説明書の製品仕様に、10段階それぞれのワット数が書かれていました。
> 弱(1:100W 2:200W 3:300W 4:400W)中(5:500W 6:600W 7:700W 8:800W)強(9:900W 10:1000W)
> ※1〜2の火力値は間欠運転による平均値です。
公式仕様を確認できた機種の中で、300W・400W・600Wという段を明記しているのはこの機種だけでした(アイリスオーヤマは500Wの次が700W、その上が1000W/1400W。ドリテックDI-231は500W・700W・800W・900Wです)。
使える鍋底は直径10〜16cm。トッププレートに最小10cm・最大16cmの円が印刷されていて、目で合わせられます。小さい片手鍋やケトルが入る寸法です。ただし入るだけでは使えません。材質・底の平らさ・鍋底の厚み1.2mm以上の条件も満たす必要があります(当サイトは使用していないため、使い勝手は確かめていません)。
もうひとつ、セーブ機能があります。最大出力を1000W/700W/450Wに切り替えられ、説明書には「電気容量に余裕がない場合などにご使用ください」とあります。🔴 ただし、出力を下げても「定格15A・交流100Vのコンセントを単独で使用する」という説明書の警告は消えません。単独のコンセントを用意できない場合の代わりにはなりません。
定温モードは60〜100℃を5℃刻みで9段階。60〜80℃に設定した場合は到達後30分間の保温が可能と書かれています。
本体は約20.5×20.5×5.0cm・約1.5kg(電源コード含む)。A4より小さいサイズです。
良い点
火力10段階の各ワット数が取扱説明書に明記されている/300W・400W・600Wという段を明記しているのは、公式仕様を確認できた機種の中ではこの機種だけ/鍋底10〜16cmで小さい鍋に対応/トッププレートに10cmと16cmの円が印刷されていて目で合わせられる/最大出力を1000W・700W・450Wに切り替えるセーブ機能/定温モードは60〜100℃を5℃刻み9段階/マグネットプラグ/約1.5kgと軽い
注意点
🔴 揚げ物に使えません。取扱説明書の「警告」に「揚げ物調理で使用しない」と明記されています。/鍋底16cmを超える鍋は使えません。大きめの鍋や土鍋サイズは対象外です。/定格消費電力は1000Wで、1400W機より小さい数字です。実際に沸かす時間がどれだけ違うかは、当サイトでは検証していません。/火力1〜2段目は間欠運転による平均値で、連続した弱火ではありません。/同じ型番でも出品によって約6,200円〜約9,339円(1.51倍)の開きがありました。型番で検索し直して総額で比べてください。
小さい鍋やケトルを使う人。弱火から中火を細かく使い分けたい人。ほかの機器と電気容量を取り合う環境で、出力を落として使いたい人(単独のコンセントは別途必要です)。揚げ物はしない人。
※価格・在庫は変動します。最新情報はリンク先でご確認ください。
楽天市場で「ドリテック IHクッカー「ピッコリーノ」DI-217BK(1000W・火力10段階・鍋底10〜16cm)」を見る2. アイリスオーヤマ IHコンロ 1400W IHK-T391(6段階・鍋底12〜24cm・温度調理モード付き)
1400Wで、かつ温度調理モードを持つ機種です。アイリスオーヤマ公式の仕様はこうなっていました。
- 加熱調理モード:6段階(約1400W/約1000W/約700W/約500W/約200W相当/約80W相当)
- 温度調理モード:6段階(水温)(約100℃/約90℃/約80℃/約70℃/約60℃/約50℃) 🔴 ただし温度調理に使えるなべは、加熱調理とは別の条件です。取扱説明書(11ページ)は寸法20〜24cm・底の厚さ2.5mm以上(アルミ合金はり底ステンレス)または2mm以上(ステンレス)・そり2mm以下・必ずふたをするとし、水の量については、取扱説明書に次の2つの記載があります。「水の量(温度調理をする際に必要な水の量です)80〜100℃:1L、50〜70℃:2L」、および低温調理のポイントとして「使えるなべ・水量に注意をし、必ずふたをする。2Lの水で調理してください。水の量が適正でないと設定した温度に達しないことや、うまく調理ができない場合があります」。
- 揚げ物調理モード:6段階(油温)(約200℃/約190℃/約180℃/約170℃/約160℃/約150℃)
- 使用可能な鍋の大きさ:加熱調理/直径12〜24cm・揚げ物調理/直径18〜22cm
使える鍋底が12〜24cmで、これは公式仕様を確認できた機種の中ではいちばん広い範囲です(楽天のIHK-TA1P-Bも同じ1400Wシリーズとして同じ範囲を併記していますが、その型番は公式で確認できていません)。大きめの鍋を載せたいならここになります。
安全機能は5つ(なべなし検知/小物検知・内部回路過熱防止・トッププレート過熱防止・揚げ物なべのそり検知・切り忘れ防止)。切り忘れ防止は加熱中2時間で止まります。
🔴 楽天の商品説明には「6段階(火力)180W相当〜1400W」と書かれていますが、アイリスオーヤマ公式の同型番(IHK-T391-B)の仕様は「約80W相当〜約1400W」です。この記事では公式のほうを採っています。
良い点
1400Wで強火が出る/鍋底12〜24cm(公式仕様を確認できた機種の中では最も広い範囲)/温度調理モード(水温を約50〜100℃の6段階で設定できる)/揚げ物モードは150〜200℃の6段階/安全機能5つ・切り忘れ防止は加熱と揚げ物で2時間(温度調理は50〜70℃で4時間、80〜100℃で2時間)/コード長約1.8m/レビュー★4.59(218件)
注意点
🔴 鍋底12cm未満の小さい鍋は仕様の範囲外です。ミルクパンを使いたいならドリテックの機種が候補になりますが、そちらも材質・底の平らさ・鍋底の厚み1.2mm以上の条件を満たす必要があります。/揚げ物に使える鍋は直径18〜22cmに限られます。そりについては公式の記載が2つあり、使用可能な形状は「そりが1mm以下のもの」、そり検知機能の説明は「底面が1mm以上そっていたり、へこんでいるなべで揚げ物調理すると加熱を終了します」です。ちょうど1mmで重なるので、1mmに近い鍋は避けるのが無難です。🔴 さらに取扱説明書は「油は900g(1L)以上」「必ず常温の油」「揚げ物ボタンで調理」「ふたをしない」「そばを離れない」を火災防止の条件として挙げています。/🔴 楽天の説明文(180W相当〜)とメーカー公式(80W相当〜)が食い違っています。/1400Wは一般的な100V・15Aの回路/コンセント系統の目安(最大1500W)のほぼ上限です。この機種の取扱説明書は「電源は交流100V、定格15A以上のコンセントを単独で使う」と警告しています。/🔴 温度調理モードに使えるなべは、加熱調理(12〜24cm)とは別条件です。寸法20〜24cm・そり2mm以下・必ずふたをする、に加えて底の厚さが材質で違い、アルミニウム合金(はり底ステンレス鋼)は2.5mm以上、ステンレス18-0(SUS430)などは2mm以上です。水の量については、取扱説明書に次の2つの記載があります。「水の量(温度調理をする際に必要な水の量です)80〜100℃:1L、50〜70℃:2L」、および低温調理のポイントとして「使えるなべ・水量に注意をし、必ずふたをする。2Lの水で調理してください。水の量が適正でないと設定した温度に達しないことや、うまく調理ができない場合があります」。
揚げ物も鍋も1台でやりたい人。底16cmを超える鍋を持っている人。水温を約50〜100℃で設定できるモードを使いたい人。
※価格・在庫は変動します。最新情報はリンク先でご確認ください。
楽天市場で「アイリスオーヤマ IHコンロ 1400W IHK-T391(6段階・鍋底12〜24cm・温度調理モード付き)」を見る3. ドリテック IHクッカー「ピッコリスト」DI-231(900W・6段階・鍋底10〜14cm)
鍋底の下限が10cmで、小さい鍋に対応する機種です(下限10cmはDI-217と同じで、違うのは上限が14cmか16cmかです)。取扱説明書の仕様はこうなっていました。
- 定格消費電力:900W
- 加熱調理(火力):6段階(80W相当/200W相当/500W/700W/800W/900W)
- 鍋底の大きさ:直径10〜14cm(トッププレートに最小10cm・最大14cmの設置目安円の印刷あり)
- 本体:約幅20.0×奥行24.5×高さ6.0cm・約1.8kg/コード長約150cm
操作はダイヤル式で、回して火力を1〜6に合わせます。タイマーは1〜99分を1分単位で設定でき、時間になると自動的に電源が切れます。
同じ「6段階」でも、アイリスオーヤマの1400W機とは最大火力が900Wと1400Wで1.56倍ちがいます。段数は比べる材料になりません。
DI-217との違いは、鍋底の上限(14cm と 16cm)と、火力の段数(6段階 と 10段階)、最大出力(900W と 1000W)です。下限はどちらも10cmです。
カラーはブラック・ベージュ・グリーンの3色です。
良い点
鍋底10cmから使える(下限10cmはDI-217と同じで、仕様を確認できた4系統の中では最も小さい下限。MIHS-TI140は鍋底の指定が不明)/トッププレートに10cmと14cmの設置目安円が印刷されている/ダイヤル操作で直感的/1〜99分のオフタイマー/3色から選べる/切り忘れ防止は約2時間/約1.8kg
注意点
🔴 揚げ物に使えません。取扱説明書の「警告」に「揚げ物調理で使用しない」と明記されています。/🔴 鍋底14cmを超える鍋は使えません。仕様を確認できた4系統の中ではいちばん狭い範囲です。手持ちの鍋の底を必ず測ってください。/定格消費電力900Wは、仕様を確認できた4系統の中でいちばん小さい数字です(MIHS-TI140は楽天の説明文では1400Wですが、公式仕様表は未確認です)。/この約5,580円の出品は、楽天APIの送料区分が「送料別」でしたが、商品名には「送料無料」と書かれていました。注文前に出品ページで総額をご確認ください。/同じ型番でも約5,580円〜約8,980円(1.61倍)の開きがありました。
条件を満たすミルクパンや小さい片手鍋が中心の人(材質・底の平らさ・厚み1.2mm以上も満たす必要があります)。一人分の温め直し・湯沸かしに使いたい人。持ち運んで使いたい人。揚げ物はしない人。
※価格・在庫は変動します。最新情報はリンク先でご確認ください。
楽天市場で「ドリテック IHクッカー「ピッコリスト」DI-231(900W・6段階・鍋底10〜14cm)」を見る4. アイリスオーヤマ IHコンロ 1400W IHK-TA1P-B(6段階・鍋底12〜24cm)(公式サイトでこの型番を確認できず/仕様は公式掲載のIHK-TA1-Bのもの)
今回調べた中で、1400W機としてレビュー件数が最も多かった出品です(★4.49・378件)。価格は約5,680円で、8出品すべてが同じ5,680円でした。
🔴 ただし、この型番にはひとつ確認できなかったことがあります。アイリスオーヤマの公式サイトに掲載されている1400W機は「IHK-TA1-B」で、楽天で売られている「IHK-TA1P-B」という型番は公式サイトで見つけられませんでした。末尾の「P」が何を指すのかは分かりません。
本記事の仕様欄は、公式に掲載されているIHK-TA1-Bのものです。
- 加熱調理モード:6段階(約1400W/約1000W/約700W/約500W/約200W相当/約80W相当)
- 揚げ物調理モード:6段階(油温)(約200℃〜約150℃)
- 使用可能な鍋の大きさ:加熱調理/直径12〜24cm・揚げ物調理/直径18〜22cm
- 本体サイズ:幅280×奥行326×高さ54mm・約2.1kg/コード長約1.8m
同一仕様かどうかは購入前にメーカーまたは出品者へご確認ください。
良い点
出品そのものについて確認できたこと:1400Wをうたう出品としては今回いちばんレビューが多い(★4.49・378件)/確認した8出品すべてが同額の約5,680円で、出品選びで損をしにくい/送料込み
注意点
🔴 この型番はメーカー公式サイトで確認できませんでした。本文に書いた仕様は、公式に掲載されているIHK-TA1-Bのものです。同一かどうかは分からないので、仕様を理由にこの出品を選ぶ場合は、購入前にメーカーまたは出品者へ確認してください。/公式掲載のIHK-TA1-Bの仕様では、鍋底12cm未満の鍋は範囲外、揚げ物に使える鍋は直径18〜22cmです。/1400Wは一般的な100V・15Aの回路/コンセント系統の目安(最大1500W)のほぼ上限です。コンセントの使い方は、この機種の取扱説明書に従ってください(当サイトはこの機種の説明書を確認していません)。
レビュー件数の多さと価格の揃い方を重視する人。メーカーまたは出品者に、公式掲載のIHK-TA1-Bと同じ仕様かを確認してから買える人。仕様を自分で確かめずに買いたい人には向きません。
※価格・在庫は変動します。最新情報はリンク先でご確認ください。
楽天市場で「アイリスオーヤマ IHコンロ 1400W IHK-TA1P-B(6段階・鍋底12〜24cm)(公式サイトでこの型番を確認できず/仕様は公式掲載のIHK-TA1-Bのもの)」を見る5. アイリスオーヤマ IHコンロ 1000W IHK-TA2P-B(5段階・鍋底12〜20cm)(公式サイトでこの型番を確認できず/仕様は公式掲載のIHK-TA2-Bのもの)
今回調べた7機種のうち、送料込みでいちばん安い価格帯(約4,980円)です。レビューは★4.45・396件。
公式に掲載されているIHK-TA1-B(1400W)とIHK-TA2-B(1000W)を比べると、加熱調理モードの段構成の違いは、いちばん上に1400Wの段があるかどうかだけでした。1000W機は5段階(約1000W/約700W/約500W/約200W相当/約80W相当)で、弱火側の4段は1400W機と同じです。弱火の細かさを理由に1400W機を選ぶ意味は、この2機種の仕様表のうえではありません。(本体サイズ・コードの長さ・使える鍋底の上限は別に違います。下記の注意点をご覧ください。)
本体は1400W機より小さく、幅240×奥行286×高さ54mm・約1.7kg。コードは約1.5mです。
🔴 この型番も、公式サイトに掲載されているのは「IHK-TA2-B」で、「IHK-TA2P-B」は見つけられませんでした。仕様欄は公式掲載型番のものです。
良い点
出品そのものについて確認できたこと:今回の7機種で送料込み最安の価格帯(約4,980円)/レビュー★4.45・396件/送料込み
注意点
🔴 この型番はメーカー公式サイトで確認できませんでした。本文に書いた仕様は、公式に掲載されているIHK-TA2-Bのものです。同一かどうかは分からないので、仕様を理由にこの出品を選ぶ場合は、購入前にメーカーまたは出品者へ確認してください。/公式掲載のIHK-TA2-Bの仕様では、揚げ物に使える鍋は直径18cmのもののみ、加熱調理の鍋底は12〜20cmで1400W機(24cm)より狭いです。/定格消費電力は1000Wで、1400W機より小さい数字です。実際に沸かす時間がどれだけ違うかは、当サイトでは検証していません。/🔴 この商品名で楽天を検索すると、上位に「1000W 1400W」と両方を併記した出品が出てきます。同じ約4,980円でも、ページ内で1000Wと1400Wのどちらを選ぶかで届く製品が変わります。注文前に、選択している出力をご確認ください。
できるだけ安く始めたい人。メーカーまたは出品者に、公式掲載のIHK-TA2-Bと同じ仕様かを確認してから買える人。揚げ物が主目的の人には、鍋サイズの条件が厳しいので向きません。
※価格・在庫は変動します。最新情報はリンク先でご確認ください。
楽天市場で「アイリスオーヤマ IHコンロ 1000W IHK-TA2P-B(5段階・鍋底12〜20cm)(公式サイトでこの型番を確認できず/仕様は公式掲載のIHK-TA2-Bのもの)」を見る6. マクスゼン MAXZEN IHクッキングヒーター MIHS-TI140(公式仕様表は未確認/段数はメーカー資料内で不一致)
今回の7機種でレビュー平均がいちばん高い出品でした(★4.68・122件)。価格は約4,980円です。
🔴 この機種は、メーカー公式の仕様表を確認できませんでした。公式の製品ページ(maxzen.jp)が2026年10月23日時点でメンテナンス中だったためです。以下はすべて楽天の商品説明と、メーカーのプレスリリース(PR TIMES)によるものです。
楽天の商品説明には、定格消費電力1400W、加熱モードの各段が約200・400・600・800・1000・1200・1400Wと書かれていました。
🔴 この200Wずつという各段の数字は、楽天の商品説明に書かれていたものです。メーカー発表(PR TIMES)で裏が取れているのは「加熱モード7段階」「揚げ物は150〜200℃を10℃刻み」までで、各段のワット数はメーカー公式では確認できていません。メーカー公式の製品ページが2026年10月23日時点でメンテナンス中のためです。
販売ページの数字が正しければ、アイリスオーヤマ公式掲載機の段構成(500W→700W→1000W→1400W)とは違って等間隔に並ぶことになりますが、未確認の数字なので、この点を機種選びの決め手にはしないでください。
揚げ物モードは150〜200℃を10℃刻みで設定できます。
🔴 段数はメーカーの資料の中で食い違っていました。加熱モードも揚げ物モードもです。
- 加熱モード:プレスリリースの本文は「7段階」ですが、同じプレスリリースの冒頭の要約は「6段階の火力設定」と書いています。
- 揚げ物モード:プレスリリースは「7段階」、公式製品ページの抜粋は「6段階(温度)150・160・170・180・190・200℃」。150〜200℃を10℃刻みで数えると6段階になります。
どちらが正しいかは確認できませんでした。段数を理由にこの機種を選ばないでください。
良い点
出品そのものについて確認できたこと:今回の7機種でレビュー平均が最も高い(★4.68・122件)/約4,980円と安い/メーカー1年保証(メーカー発表)/揚げ物モードがある(メーカー発表。ただし段数は資料により6段階/7段階に割れています)
注意点
🔴 使える鍋底の直径を確認できませんでした。メーカー公式の製品ページ(maxzen.jp)が2026年10月23日時点でメンテナンス中で、仕様表を開けません。今回確認したMIHS-TI140の出品(3件)の商品説明文にも、記載は見当たりませんでした。手持ちの鍋が使えるかは、購入前にメーカーへ直接ご確認ください。/この約4,980円の出品は送料別です。総額で比べてください。/同じ型番でも約4,980円〜約6,280円(1.26倍)の開きがありました。/🔴 定格消費電力1400Wも、楽天の商品説明に書かれていた数字で、メーカー公式の仕様表では確認できていません。この数字どおりなら、一般的な100V・15Aの回路/コンセント系統の目安(最大1500W)のほぼ上限です。コンセントの使い方は、この機種の取扱説明書に従ってください(当サイトはこの機種の説明書を確認していません)。
価格とレビュー評価を重視する人。使える鍋底の直径をメーカーに問い合わせてから決められる人。逆に、手持ちの鍋が使えるかを販売ページだけで確かめたい人には向きません。
※価格・在庫は変動します。最新情報はリンク先でご確認ください。
楽天市場で「マクスゼン MAXZEN IHクッキングヒーター MIHS-TI140(公式仕様表は未確認/段数はメーカー資料内で不一致)」を見る7. アイリスオーヤマ IHコンロ 鍋セット 1000W IHKP-T39220-B(専用鍋つき・5段階・鍋底12〜20cm)(公式サイトでこの型番を確認できず/仕様は公式掲載のIHK-T392-Bのもの)
楽天の説明文では「IH対応の専用鍋」がセットになっているとされる出品です。価格は約9,980円(送料込)、レビューは★4.41・27件。
🔴 「鍋がセットだから手持ちの鍋を気にしなくてよい」とは、この記事では言えません。当サイトで確認できたのは楽天の説明文の記載までだからです。付属の鍋は説明文に「直径20cm」とありますが、これが鍋底の直径なのか鍋の口径なのかは書かれていません。本体と付属鍋の組み合わせで加熱・温度調理・揚げ物のどこまで使えるかは、購入前にメーカーまたは出品者へご確認ください。
本体側の仕様は、楽天の説明文では次のようになっていました。
- 定格消費電力:1000W
- 加熱調理:5段階、揚げ物調理:5段階(約160〜約200℃)、温度調理モード:5段階(60〜100℃)
- 使用可能な鍋の大きさ:加熱調理/直径12〜20cm・揚げ物調理/直径18cm・温度調理/直径18〜20cm
この内容は、アイリスオーヤマ公式に掲載されているIHK-T392-B(1000W・5段階・温度調理モードあり・鍋底12〜20cm)の仕様と一致します。🔴 ただし「IHKP-T39220」という型番は公式サイトで確認できず、この鍋セットの本体が IHK-T392-B と同一かどうかも、付属鍋が本体の条件に合うかどうかも、当サイトでは確認できていません。
良い点
出品そのものについて確認できたこと:楽天の説明文では、IH対応の専用鍋(直径20cm・鍋底か口径かは不明)がセットとされている/送料込み/レビュー★4.41・27件
注意点
🔴 この型番はメーカー公式サイトで確認できませんでした。本文に書いた仕様は、公式に掲載されているIHK-T392-Bのものです。同一かどうかは分からないので、仕様を理由にこの出品を選ぶ場合は、購入前にメーカーまたは出品者へ確認してください。/🔴 今回の7機種でいちばん高い価格帯です(約9,980円)。本体だけなら同系統が約5,000円台からあります。鍋の価値をどう見るかで判断してください。/🔴 この型番の出品では、説明文の火力表記が出品ごとに食い違っていました。ある出品は「5段階」と書きながら6つの値(1400Wを含む)を並べ、別の出品は「80W〜1000W」と公式の「80W相当」から「相当」を落としていました。/公式掲載のIHK-T392-Bの仕様では、揚げ物に使える鍋は直径18cmのもののみです。
本体と鍋をまとめて買いたい人で、購入前に本体と付属鍋の適合をメーカーまたは出品者へ確認できる人。🔴 本体の型番「IHKP-T39220」は公式サイトで確認できず、付属鍋の「20cm」が鍋底か口径かも確認できていません。「鍋を持っていないから、これを買えば確実」という理由では選ばないでください。
※価格・在庫は変動します。最新情報はリンク先でご確認ください。
楽天市場で「アイリスオーヤマ IHコンロ 鍋セット 1000W IHKP-T39220-B(専用鍋つき・5段階・鍋底12〜20cm)(公式サイトでこの型番を確認できず/仕様は公式掲載のIHK-T392-Bのもの)」を見るタイプ別のおすすめまとめ
【条件を満たす小さいミルクパンや片手鍋を使いたい】ドリテック IHクッカー「ピッコリスト」DI-231(900W・6段階・鍋底10〜14cm)
鍋底10〜14cm。下限10cmはDI-217と同じで、違うのは上限(14cm と 16cm)です。(MIHS-TI140は鍋底の指定が不明なので、最小かどうかは比べられません。)トッププレートに10cmと14cmの設置目安円が印刷されているので、鍋を置いたときに合っているかを目で確かめられます。ただし14cmを超える鍋は使えず、取扱説明書の警告で揚げ物も禁止されています。
※価格・在庫は変動します。最新情報はリンク先でご確認ください。
楽天市場で「ドリテック IHクッカー「ピッコリスト」DI-231(900W・6段階・鍋底10〜14cm)」を見る【弱火から中火を細かく使い分けたい】ドリテック IHクッカー「ピッコリーノ」DI-217BK(1000W・火力10段階・鍋底10〜16cm)
10段階の各ワット数が取扱説明書に書かれていて、300W・400W・600Wという段を明記しているのは、公式仕様を確認できた機種の中ではこの機種だけでした(アイリスオーヤマは500Wの次が700W、その上が1000W/1400Wです)。鍋底は10〜16cm。揚げ物には使えません。
※価格・在庫は変動します。最新情報はリンク先でご確認ください。
楽天市場で「ドリテック IHクッカー「ピッコリーノ」DI-217BK(1000W・火力10段階・鍋底10〜16cm)」を見る【揚げ物も鍋も1台でやりたい】アイリスオーヤマ IHコンロ 1400W IHK-T391(6段階・鍋底12〜24cm・温度調理モード付き)
1400Wで、使える鍋底が直径12〜24cmで、公式仕様を確認できた機種の中では最も広い範囲です。揚げ物は18〜22cmの鍋で150〜200℃の6段階、さらに50〜100℃の温度調理モードも持っています。ただし揚げ鍋の底が18cm未満だと使えません。🔴 揚げ物は鍋のサイズだけでなく、「油900g(1L)以上」「必ず常温の油」「揚げ物ボタンで調理」「ふたをしない」「そばを離れない」が取扱説明書の条件です。
※価格・在庫は変動します。最新情報はリンク先でご確認ください。
楽天市場で「アイリスオーヤマ IHコンロ 1400W IHK-T391(6段階・鍋底12〜24cm・温度調理モード付き)」を見る【できるだけ安く始めたい】アイリスオーヤマ IHコンロ 1000W IHK-TA2P-B(5段階・鍋底12〜20cm)(公式サイトでこの型番を確認できず/仕様は公式掲載のIHK-TA2-Bのもの)
送料込みで約4,980円と、今回7機種でいちばん安い価格帯です。レビューも396件と多く、弱火側の段は1400W機とまったく同じ仕様でした。揚げ物をするなら、公式掲載のIHK-TA2-Bでは使える鍋が「直径18cmのもののみ」である点を先に確認してください。🔴 ただし「IHK-TA2P-B」という型番はアイリスオーヤマ公式サイトで確認できませんでした。仕様は公式掲載のIHK-TA2-Bのものです。
※価格・在庫は変動します。最新情報はリンク先でご確認ください。
楽天市場で「アイリスオーヤマ IHコンロ 1000W IHK-TA2P-B(5段階・鍋底12〜20cm)(公式サイトでこの型番を確認できず/仕様は公式掲載のIHK-TA2-Bのもの)」を見る【鍋もまとめて買いたい(ただし適合は要確認)】アイリスオーヤマ IHコンロ 鍋セット 1000W IHKP-T39220-B(専用鍋つき・5段階・鍋底12〜20cm)(公式サイトでこの型番を確認できず/仕様は公式掲載のIHK-T392-Bのもの)
楽天の説明文では、直径20cmのIH対応専用鍋がセットとされています。🔴 ただし当サイトは、この「20cm」が鍋底の直径なのか口径なのかを確認できておらず、本体の型番「IHKP-T39220」も公式サイトで確認できていません。そのため「鍋を持っていなくてもこれなら確実に使える」とは言えません。買う前に、本体と付属鍋の適合をメーカーまたは出品者へ確認してください。価格は約9,980円で、今回いちばん高い価格帯です。
※価格・在庫は変動します。最新情報はリンク先でご確認ください。
楽天市場で「アイリスオーヤマ IHコンロ 鍋セット 1000W IHKP-T39220-B(専用鍋つき・5段階・鍋底12〜20cm)(公式サイトでこの型番を確認できず/仕様は公式掲載のIHK-T392-Bのもの)」を見るよくある質問
手持ちの鍋がIHで使えるか、買う前に確かめる方法はありますか?
当サイトが仕様を確認できた4系統では、共通する条件は3つ(材質・底の平らさ・底の直径)でした。ドリテックの2機種は、これに加えて「鍋底の厚みが1.2mm以上」も条件です。このうち材質は磁石を当てれば目安がつきます。底の直径は定規で測れますが、機種ごとの指定値が要ります。底の平らさは目視では判定できません。IHK-T391の取扱説明書は、加熱調理でそり3mm以下・揚げ物調理でそり1mm以下と定め、1円玉を使った確認手順を載せています(揚げ物は1枚、加熱は2枚重ね。平らなテーブルに置いた1円玉に鍋底の中心を合わせ、鍋の端を押したときにカタカタ動けば使用できる)。底が逆にそっている鍋も使用できません(テーブルに鍋を置いて回したときに鍋が回るようなら使用できない)。用途に合った枚数で確かめてください。
材質は、磁石を鍋底に当てて確かめます。くっつけば鉄かステンレス(磁性のあるもの)で、IHで発熱する可能性が高い材質です。くっつかなければ、アルミ・銅・耐熱ガラス・土鍋のほか、非磁性のステンレスなども考えられ、その機種の材質条件を満たさない可能性があります。ただしアルミについては機種差があり、アイリスオーヤマの IHK-T391-B・IHK-T392-B は「アルミニウム合金、はり底:ステンレス鋼のなべ」を使用可能な材質に挙げています。鍋側と本体側の説明書で確認してください。
鍋底の直径は、鍋をひっくり返して、底の直径を測ります。鍋の口径ではありません。🔴 ただし「鍋底の直径」をどこで測るかは、機種によって説明書に明示されていないことがあります。ドリテックの2機種はトッププレートに最小・最大の円が印刷されているので、そこに合わせられます。明示されていない機種はメーカーに確認してください。
ただし、磁石がつく鍋でも使えないことがあります。ドリテックの取扱説明書は「鍋底に鉄・ステンレス材を使用しているIH対応鍋(多層鍋・土鍋・アルミ鍋など)の場合でも、厚みや形状によって鍋を検知しないことがあります」と注記しており、鍋底の厚みが1.2mm以上であることも条件に挙げています。
買う前に確かめたいなら、鍋のメーカーとIH本体のメーカーの両方に、型番を伝えて問い合わせるのが確実です。
買ったあとの最終確認としては、ドリテックの説明書に「使える鍋の見分け方」という手順(鍋に水を入れて載せ、加熱が始まるか見る)が用意されていて、始まらなければ「E1」が表示されます。ただしこれはドリテックの手順で、加熱が始まることと、すべての調理で問題なく使えることは別です。
「1400W」と「1000W」は、どちらを選べばいいですか?
弱火の細かさでは差がつきません。見るべきは、強火を使うか・どの大きさの鍋を載せるか・揚げ物をするかの3点です。
アイリスオーヤマの公式仕様を見ると、1400W機(6段階)と1000W機(5段階)の違いは、いちばん上に1400Wの段があるかどうかだけでした。弱火側(約80W相当/約200W相当/約500W/約700W)は両方まったく同じです。
ただし、使える鍋底の上限は変わります。1400W機は加熱調理で直径12〜24cm、1000W機は12〜20cmです。大きい鍋を載せたいなら1400W機になります。
また揚げ物の条件も違い、1400W機は18〜22cm、1000W機は型番で指定が分かれます(IHK-TA2-B/T392-B/T38/T36-Wは直径18cmのもののみ、IHK-T36-B/-WPGは18〜20cm)。
電気代の差は、どちらも最大出力のまま1時間使い続けたと仮定して約12円です(1kWh=31円で計算)。実際には設定する火力や加熱が自動で止まる動作で変わります。いずれにしても選ぶ理由にはなりにくい差です。
「80W相当」の「相当」はどういう意味ですか?
今回確認した公式資料の中で、説明が書かれていたのはドリテックのDI-217だけでした。(アイリスオーヤマとドリテックDI-231の「約80W相当」「約200W相当」が何を指すのかは確認できていません。IHK-T391の取扱説明書は取得して読みましたが、「相当」が何を指すのかの説明は見当たりませんでした。マクスゼンには「相当」表記の記載自体を確認していません。)
DI-217の取扱説明書には、10段階の火力(1:100W〜10:1000W)を示したうえで「※1〜2の火力値は間欠運転による平均値です」、別のページには「※火力1〜2はON/OFFの間欠運転となります」と書かれています。つまりこの機種の最も弱い2段については、連続して100W/200Wを出しているのではなく、加熱を入れたり切ったりした平均値だと、メーカー自身が説明しています。
🔴 アイリスオーヤマの「約80W相当」「約200W相当」については、「相当」が何を指すのかが公式仕様表に書かれておらず、確認できませんでした。同じ断続運転とみられますが、これは推測です。
今回調べた168出品のうち、説明文に「◯◯W相当」という表記があったのは55出品でした。残りの出品がそういう動作をしていないという意味ではなく、表記していないだけの可能性があります。「相当」の有無から制御方式を読み取ることはできません。
これが実際の煮込みにどう影響するかは、当サイトでは確かめていません。ただしドリテックは、とろみのある料理について「加熱中も火力を『弱』に設定し、時々かき混ぜる」と警告欄に書いています。
土鍋で鍋料理をしたいのですが、卓上IHで使えますか?
アイリスオーヤマのIHK-T391の取扱説明書は、「IH用」と表示されている市販の土なべについても「使わないでください」と書いています。表示があるかどうかでは判断できません。
ドリテックの取扱説明書も、使えない鍋の材質として「耐熱ガラス/陶器・陶磁器・セラミック/土鍋/アルミ・アルミ合金・銅を含むもの」を挙げています。
「IH対応」をうたう土鍋であっても、本体側が使用を認めているとは限りません。鍋側と本体側の説明書の両方で確認してください。ドリテックの2機種は鍋底の上限が14cmと16cmなので、鍋底の直径がそれを超える土鍋は使えません。
土鍋を使いたいなら、当サイトが説明書を読んだ3機種(ドリテック DI-217・DI-231、アイリスオーヤマ IHK-T391)では選べません。卓上IH以外の熱源(カセットコンロなど)を検討することになります。ただし火を使う器具には換気や設置の条件があるので、住まいの事情と取扱説明書に合うものを選んでください。
延長コードやテーブルタップにつないでもいいですか?
当サイトが取扱説明書を確認できた3機種(ドリテックDI-217・DI-231、アイリスオーヤマIHK-T391)は、いずれも壁のコンセントを単独で使うよう指示しています。(マクスゼンの説明書は取り寄せていません。各機種の説明書でご確認ください。)
アイリスオーヤマIHK-T391の取扱説明書は「電源は交流100V、定格15A以上のコンセントを単独で使う 発火・火災の原因になります」と書いています。
ドリテックの両機種の取扱説明書は、「安全上のご注意」の「警告」(人が死亡または重傷を負う可能性が想定される内容)に次を挙げています。
> 定格15A・交流100Vのコンセントを単独で使用する。
1400Wの機種は、一般的な100V・15Aの回路/コンセント系統の目安(最大1500W)のほぼ上限を使います。分岐回路の定格は住戸や回路ごとに違います。電子レンジや電気ケトルと同じ回路で同時に使うと、合計の消費電力によってはブレーカーが落ちることがあります。容量の足りない延長コードは発熱の原因になります。延長コードやタップを使ってよいかは、機種の説明書の指示とコード側の定格の両方をご確認ください。
ドリテックのDI-217には、最大出力を1000W/700W/450Wに切り替えられる「セーブ機能」があり、説明書にも「電気容量に余裕がない場合などにご使用ください」とあります(700Wに設定すると火力は7段目までしか上げられません)。🔴 ただし、出力を下げても「定格15A・交流100Vのコンセントを単独で使用する」という警告は消えません。単独のコンセントが用意できないときの代わりとして使える機能ではありません。
揚げ物に使える機種と使えない機種があるのはなぜですか?
メーカーが使用を禁止している機種があるためです。
ドリテックのDI-217・DI-231は、取扱説明書の「警告」に「揚げ物調理で使用しない」と書かれています。理由として「油が加熱されすぎて、発煙・発火などの原因となります」と付記されています。「揚げ物モードがない」という話ではなく、使ってはいけないという扱いです。
アイリスオーヤマの機種は揚げ物調理モードを備えていますが、使える鍋が加熱調理より狭くなります。1400W機は直径18〜22cm、1000W機は型番で指定が分かれます(IHK-TA2-B/T392-B/T38/T36-Wは直径18cmのもののみ、IHK-T36-B/-WPGは18〜20cm)。
さらに「揚げ物なべのそり検知機能」があります。🔴 公式の記載は2つあり、使用可能な形状は「そりが1mm以下のもの」、そり検知機能の説明は「底面が1mm以上そっていたり、へこんでいるなべで揚げ物調理すると加熱を終了します」です。ちょうど1mmで重なるので、そりが1mmに近い鍋は避けるのが無難です。
揚げ物をするなら、手持ちの揚げ鍋の底を先に測ってください。
同じ商品なのに価格がバラバラなのはなぜですか?
出品者が違うためです。楽天市場は複数の店舗が同じ製品を出品できるので、価格も送料の条件も店舗ごとに決まります。
今回、3出品以上ある型番で最安と最高の比を取ったところ、ドリテック DI-231が1.61倍(約5,580円〜約8,980円)、DI-217BKが1.51倍(約6,200円〜約9,339円)、山善 IEA-Y1400が1.51倍でした。同じ製品で3,000円以上の差がつきます。
一方で、アイリスオーヤマのIHK-TA1P-Bは8出品すべてが5,680円と揃っていました。
機種が決まったら、商品名ではなく型番で検索し直してください。そのうえで、送料を含めた総額で比べてください。今回調べた中にも、商品名に「送料無料」と書きながら楽天APIの送料区分は「送料別」になっている出品がありました。
卓上IHは、ガスコンロの代わりになりますか?
複数の料理を同時に作る家庭や、IH非対応の調理器具を使う家庭では、1万円以下の1口タイプがガスコンロの完全な代わりになるのは難しいと思います。逆に、一人暮らしでIH対応の鍋だけを使っているなら、主な熱源として成り立つ場合もあります。
難しくなる理由は3つあります。
① 1口しかありません。同時に2品は作れません。
② 使える鍋が限られます。材質(鉄・鉄鋳物・鉄ほうろう・ステンレス・一部の多層鋼)と、鍋底の直径(機種により10〜14cm/12〜24cmなど)、鍋底の平らさ・厚みの条件があります。手持ちの調理器具に、対象外の材質・形・底の直径のものがあれば、それは使えません。
③ 中華鍋のように振る調理ができません。鍋底が丸い鍋は使えません。また、公式仕様を確認できた機種(アイリスオーヤマの公式掲載機・ドリテックの2機種)は、鍋がないことを検知すると加熱を終了します。
卓上IHがとくに向いているのは、「鍋ものを卓上でやりたい」「コンロの口数をもう1つ増やしたい」という使い方です。
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