電気シェーバー1万円以下おすすめ2026年版|同じ「IPX7」を名乗る4機種のうち、お風呂で剃ってよいと公式が書いているのは1機種だけでした

1万円以下の電気シェーバーと、洗面台に置かれた電源アダプター
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結論:忙しい人向け3行まとめ

  • 1万円以下の電気シェーバー6機種の公式表示を並べたところ、「防水」の書き方が4通りに分かれ、そこに「記載なし」の1機種が加わって5通りの状態でした。横に並べて強さを比べられる形になっていません。
  • 同じメーカーの、同じ「防水設計(IPX7基準)」の2機種で、片方には「お風呂でも剃れる」と書いてあり、もう片方には「お風呂やシャワー室など、水にぬれる環境で使用しないでください」という注記が付いていました。
  • IPX7 は JIS C 0920:2003 が定める「一時的に水に沈めたときの等級」で、噴流(シャワーのような水流)の試験を満たすことまでは示しません。浴室で使いたいなら、見るべきは「防水」の2文字ではなく、公式が浴室の使用についてどう書いているかです。

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ヒゲ剃りを電気シェーバーに替えようとして売り場に行くと、1万円以下の棚にもずらりと並んでいます。そこで真っ先に目に入るのが「防水」「丸洗いOK」「IPX7」といった表示です。

お風呂で剃れたら楽だし、洗えるなら清潔だろう。そう思って選びはじめると、すぐに行き詰まります。ある機種は「IPX7基準」、別の機種は「JIS規格の防浸構造(IPX7)に適合」、また別の機種は「防水機能を5mの水深環境で測定」。言っていることが同じなのか違うのかが、読んでも分かりません。

この記事では、2026年10月10日時点で楽天市場で1万円以下で買える電気シェーバー6機種を、メーカー公式サイトの仕様表と公式の注記だけで調べました。価格は楽天市場の実売価格を楽天APIで確認し、店舗ごとの送料の扱いで比較が狂わないよう、すべて「送料込で買える最安値」にそろえています。

筆者は6機種とも購入・使用していないため、剃り味の感想は書きません。書くのは、公式が何と書いているかと、その数字を同じ単位にそろえたらどう見えるか、だけです。

迷ったらこれ、を先に書いておきます。お風呂で剃りたいなら パナソニック ES-RT1A(約4,480円)。洗面所だけで使うなら、充電の速さと替刃交換ランプが付く ブラウン シリーズ3 300s-B(約6,380円) です。理由は以下で順に説明します。

目次

電気シェーバー(1万円以下)の選び方ポイント

1万円以下の電気シェーバーを選ぶとき、実際に効いてくるのは次の4点でした。いずれも公式の仕様表か注記に書かれていることで、売り場のPOPには出てきません。

ポイント1:「防水」ではなく「浴室について公式が何と書いているか」を見る

これがいちばん大事です。6機種のうち4機種が何らかの形で「IPX7」を名乗っていますが、そのIPX7組4機種のうち、お風呂で剃ってよいと公式が明記しているのは1機種だけでした。

しかも、IPX7という等級をいっさい名乗っていないブラウンのほうが「お風呂剃りが可能」とはっきり書いています。お風呂で剃ってよいと公式が明記しているのは、6機種のうち2機種。そのうち1機種はIPX7を名乗っていない機種です。

機種「防水」の公式表記浴室での使用について公式が書いていること
パナソニック ES-KS30記載なし記載なし
マクセルイズミ IZF-VH552IPX7基準の検査をクリア公式製品ページでは確認できず
パナソニック ES-RT1A防水設計(IPX7基準)「お風呂でも剃れる」
パナソニック ES-RT2N防水設計(IPX7基準)「お風呂でも剃れる」の表示はなし。「充電中でも剃れる」に付いた注記として「お風呂やシャワー室など、水にぬれる環境で使用しないでください」
ブラウン シリーズ3 300s-B防水機能を5mの水深環境で測定「お風呂剃りが可能。安全のため、コードレスでのみ使用できます」
日立 エスブレード RMH-F470BJIS規格の防浸構造(IPX7)に適合「お風呂剃り可」の表示はなし。泡剃りを想定した記載はあり、禁じているのは浴室などで電源アダプターを接続して使うこと

ES-RT1A と ES-RT2N は、どちらもパナソニックのエントリーシェーバー3枚刃です。仕様表の「防水」欄はどちらも同じ「防水設計(IPX7基準)」で、注記の文面まで同一です。それでも、浴室について書かれていることは正反対でした。

ただし ES-RT2N のこの注記は、商品ページの「充電中でも剃れる」という表示に付いた※1です。注記の本文に「充電中は」という限定は書かれていませんが、注記番号の付き方からすると、コードをつないで使うときの条件として読むのが自然です。コードレスでの浴室使用までが禁じられているのかは、この注記だけでは確定できません。浴室での使用を前提に買うなら、取扱説明書かメーカーへの確認が要ります。

ポイント2:IPX7は「沈める試験」で、「シャワーの試験」ではない

IPX7 の中身は JIS C 0920:2003「電気機械器具の外郭による保護等級(IPコード)」 で決まっています。第二特性数字の「7」は、深さ0.15〜1mの一時的な潜水に対する保護を指し、規格本文の試験項目でも水に沈める方法が定められています。等級の趣旨は「水が1滴も入らない」ではなく、有害な影響を生じる量の水が浸入しないことです。

ここで見落としやすいのが、同じ規格の中にある断り書きです。第二特性数字が7または8だけに指定された外郭は、噴流(第二特性数字5や6で規定されるもの)に対する保護を必ずしも満たすとは限らない、という趣旨の記載があります。

つまり IPX7 の表示だけでは、噴流試験(第二特性数字5・6)を満たすことまでは示されません。各機種が実際にシャワーで壊れるという意味ではありませんが、「IPX7=水まわりなら何でも大丈夫」という読み方は規格の方からは支持されていない、ということです。なお、JISが定めるのは所定のノズル・流量・圧力による噴流試験であって、家庭用シャワーそのものを試験対象として定義しているわけではありません。

ポイント3:電池の持ちは「分」と「日」で書き分けられている

6機種の電池の持ちは、3通りの書き方に分かれていました。

  • パナソニック3機種:「1日1回3分で約7日」(ES-KS30・ES-RT1A。ES-RT2N は「約7日」とのみ記載)
  • 日立:「使用可能日数(3分/日)約15日間」
  • ブラウン:「1回のフル充電で約20分」
  • マクセルイズミ:記載なし

パナソニックと日立は同じ「3分/日」という条件で書いているので、そのまま比べられます。ブラウンだけが「分」なので、3分で割ると約6.7日ぶんにあたります。パナソニックの約7日とほぼ同じです。

逆に言えば、日立の約15日だけが突出しています。分に直すと約45分ぶんで、ブラウンの約20分の2.25倍です。

ポイント4:充電時間は1時間から16時間まで開いている

ここが6機種でいちばん差がついた項目でした。

  • ブラウン シリーズ3 300s-B:急速1時間充電(1回の使用分であれば5分の急速充電)
  • 日立 RMH-F470B:5時間
  • パナソニック ES-KS30 / ES-RT1A:8時間
  • パナソニック ES-RT2N:仕様表は8時間、商品ページのアイコン表示は「1時間急速充電」(公式サイト内で2通り)
  • マクセルイズミ IZF-VH552:約16時間

最短と最長で16倍の開きがあります。朝になって電池が切れていたとき、5分で1回分を充電できる機種と、16時間かけないと満たせない機種とでは、同じ「充電式」でも使い勝手がまったく違います。

なお、この差を埋めるのが「充電しながら使えるか(交流式)」です。日立とブラウンは公式に充電・交流式と明記しています。ES-RT2N も「充電中でも剃れる」と表示しています。ただし日立とブラウンは、浴室ではコードをつないで使わないよう公式が求めています。ES-RT2N については前述のとおり、浴室での扱いが注記1行だけで、範囲が確定できません。

1万円以下の電気シェーバーのメリット

価格の上限を1万円に決めると選べる幅が狭くなりそうですが、今回調べた範囲では、この価格帯でも次のことは成立していました。

国内で売られている現行機から選べる

6機種のうち、パナソニック3機種・日立1機種・マクセルイズミ1機種・ブラウン1機種は、いずれもメーカーの公式サイトに現行製品として掲載されています。仕様表も公式サイトで確認できるため、買ってから「どこにも仕様が書いていない」ということになりません。

逆に言うと、通販サイトには公式サイトを持たないブランドの電気シェーバーも大量に並んでいます。今回それらを外したのは、品質を判断したからではなく、公式の一次情報が確認できないと、この記事の方法では何も書けないからです。

水洗いできる機種が、この価格帯でもある

6機種のうち5機種は、本体の水洗いについて公式に記載がありました。その5機種の中でいちばん安いマクセルイズミ IZF-VH552(約3,900円)でも「本体丸洗い」「IPX7基準の検査をクリア」と明記されています。

ヒゲくずを水で流せるかどうかは、毎日の手入れの手間に直結します。約3,900円でそこに届くのは、この価格帯のはっきりした利点です。

替刃の案内が公式サイトにある

替刃について公式に記載を確認できたのは、6機種中4機種でした。

  • パナソニック ES-KS30:セット替刃(内刃+外刃)ES9392
  • マクセルイズミ IZF-VH552:外刃 SO-V557 / 内刃 SI-V55
  • 日立 RMH-F470B:外刃 K-NS1 / 内刃 K-NU1
  • ブラウン シリーズ3 300s-B:網刃・内刃一体型のカセット刃(型番は公式ページでは未確認。替刃検索ページへの案内あり)
  • パナソニック ES-RT1A / ES-RT2N:この記事では替刃の情報を公式から確認できませんでした

つまり型番そのものまで確認できたのは3機種です。そして交換の目安まで公式に書いてあったのは2機種でした。マクセルイズミが「1年」、ブラウンが「約18ヶ月」です。

電池はどれもニッケル水素

6機種とも蓄電池はニッケル水素電池でした。ブラウンは公式のよくある質問で、メモリー効果のないニッケル水素電池を使っているため継ぎ足し充電を気にしなくてよい、という趣旨を明記しています。残る5機種はメモリー効果について触れていませんが、電池の種類はいずれもニッケル水素と公式に記載されています。

比較表の読み方(この記事がそろえた条件)

このあと(記事中ほど)に6機種の比較表を置いています。読む前に、条件のそろえ方を3つだけ共有させてください。

1. 価格は「送料込で買える最安値」でそろえました。2026年10月10日時点の楽天市場の実売価格です。同じ機種でも「送料別で安く見える出品」と「送料込の出品」が混在していて、そのまま並べると順番が変わってしまうためです。

2. 空欄や「記載なし」は、公式サイトでその項目を確認できなかったという意味です。その機種にその性能がない、という意味ではありません。

3. 数字はすべてメーカー公式サイトの記載です。ブラウンの「約6.7日ぶん」と日立の「約45分ぶん」だけは、公式の数字をこちらで同じ単位に換算したもので、その旨を表に明記しています。

🔴 ひとつだけ買い間違いの注意があります。パナソニックには ES-RT1A(ACアダプター充電)とよく似た型番の ES-RT1AU(USB充電タイプ)があり、価格帯もほぼ同じで、通販の検索結果に並んで出てきます。この記事が調べたのは ES-RT1A のほうです。充電方法が違うので、注文前に型番末尾の「U」の有無を確認してください。

1万円以下の電気シェーバーのデメリット・注意点

注意点1:「水洗いできる」と「お風呂で使える」は別の話

ここが今回いちばんはっきりした点です。

パナソニック ES-RT2N は「防水設計(IPX7基準)」「本体まるごと清潔水洗い」と表示したうえで、公式の注記に「お風呂やシャワー室など、水にぬれる環境で使用しないでください」と書いています。

この注記は、商品ページの「充電中でも剃れる」という表示に付いた注記番号(※1)の中身です。文面自体に「充電中は」という限定はありませんが、注記の付き方からすると、コードをつないで使うときの条件として読むのが自然です。この記事では「ES-RT2N は浴室で使えない」とまでは断定しません。言えるのは、同じパナソニックの ES-RT1A には「お風呂でも剃れる」という表示があるのに、ES-RT2N にはそれがなく、代わりに水にぬれる環境を避ける注記がある、ということだけです。

お風呂で剃ることを前提に買うなら、「お風呂でも剃れる」「お風呂剃りが可能」と公式がはっきり書いている機種を選ぶのが確実です。今回の6機種では ES-RT1A とブラウン 300s-B の2機種がそれにあたります。

注意点2:いちばん安い機種には「防水」の行そのものがない

パナソニック ES-KS30(約1,986円)は、公式の仕様表に「防水」の行も「洗浄」の行もありません。公式が挙げている特長も、回転刃・充電器不要のプラグイン充電式・オートボルテージ・手になじむデザインの4点で、水洗いには触れていません。付属品も掃除用ブラシだけです。

この記事では、ES-KS30 が水洗いできるかどうかを公式に確認できませんでした。仕様表に行がないことは「できない」の証明ではありません。ただ、水洗いの記載がある4機種(イズミ・ES-RT1A・ES-RT2N・日立)がいずれも仕様表に明記していることを踏まえると、水洗いを予定して買うなら、購入前に取扱説明書かメーカー窓口で確認してください。確認が取れるまでは、水洗いできるものとして扱わないほうが安全です。

注意点3:仕様表の「○」が、思っている機能とは限らない

パナソニック ES-RT1A の仕様表には「トリマー刃 ○」と書かれています。ところが、その同じ行の注記にこう書かれています。「トリマー刃」は外刃の刃の名称であり、キワゾリするための刃ではない、背面トリマー(キワゾリ刃)は非搭載である、と。

つまり仕様表に「トリマー刃○」と書いてあるのに、もみあげや襟足のキワゾリはできません。

一方 ES-RT2N には「背面トリマー(キワゾリ刃):シャープトリマー(45°)」という別の行があります。キワゾリをしたい人にとって、この行の有無は機能そのものの有無です。

注意点4:同じ公式サイト内で、仕様表記や数字が食い違っていることがある

調べていて3件見つかりました。いずれも公式サイト内の食い違いなので、そのまま書きます。

パナソニック ES-RT2N の充電時間:仕様表には「ACアダプター:8時間充電」とあり、商品ページのアイコン表示は「1時間急速充電」です。ブラウンのように「フル充電は何時間、急速は何分」と書き分けている記載は、ES-RT2N のページでは見つけられませんでした。

マクセルイズミ IZF-VH552 の電源方式:仕様表は「充電式」、商品説明文は「充電・交流式」となっています。充電しながら使えるかどうかは、電池が切れたときに直結する差です。

パナソニック ES-KS30 の電圧:電源欄は「AC100-240V」、充電タイプ欄は「プラグイン充電式(100V専用)」です。特長には「海外でも使えるオートボルテージ(AC100〜240V)」とあります。

いずれも、海外で使う・電池切れに備えるといった目的がはっきりしているなら、購入前にメーカーに確認することをおすすめします。

注意点5:洗剤の種類が指定されていることがある

日立 RMH-F470B は、市販のハンドソープ(液状)か台所用洗剤(中性)以外(浴室用・トイレ用洗剤など)を使うと故障の原因になる、と公式に明記しています。「丸洗いできる」=「どんな洗剤でも使える」ではありません。

また、泡剃りをしたあとは石けん成分を水洗いで流すよう求めています。

注意点6:電源アダプターは本体とは別扱い

パナソニックの2機種(ES-RT1A・ES-RT2N)は注記で「ACアダプターは除く」と断り、日立は「電源アダプターは水洗いできません」と明記しています。ブラウンとマクセルイズミについては、公式製品ページでこの点の記載を確認できませんでした。なお ES-KS30 はプラグイン充電式で、そもそもACアダプターが付属しません。

確認できた範囲では、本体が水に強くても、アダプターは水まわりに持ち込めないという扱いで共通しています。

価格・コスパ分析

価格はすべて送料込で買える最安値(2026年10月10日時点・楽天市場)にそろえています。いちばん安い約1,986円からいちばん高い約8,680円まで、約4.4倍、差額にして約6,694円の開きがありました。

🔴 先に注意を1つ。同じ機種でも店舗差があり、特にブラウン シリーズ3 300s-B は送料込で約6,380円から約7,980円まで、1,600円(約25%)の開きがありました。大手量販店系はそろって7,980円、小売店系が6,380〜6,399円です。この記事は最安の6,380円で計算しています。

約1,986円 → 約3,900円(差額 約1,914円)で変わること

パナソニック ES-KS30(約1,986円)からマクセルイズミ IZF-VH552(約3,900円)に上がると、回転式1枚刃が往復式4枚刃になり、公式に「本体丸洗い」「IPX7基準の検査をクリア」が付きます。

ただし IZF-VH552 の充電時間は約16時間で、6機種で最長です。そして使えるおおよその時間・日数が公式に書かれていません。「どれだけもつか」を事前に知りたい人には向きません。

約3,900円 → 約4,480円(差額 約580円)で変わること

マクセルイズミ IZF-VH552 からパナソニック ES-RT1A(約4,480円)に上がると、刃は4枚刃から3枚刃に減ります。代わりに付くのが、IZF-VH552 では確認できなかった「1日1回3分で約7日」という電池持ちの公表値と、「お風呂でも剃れる」という浴室使用の明記、そして充電時間が約16時間から8時間に半減することです。

刃の枚数だけで見れば後退ですが、公式に書かれている情報量は増えます。

約4,480円 → 約5,570円(差額 約1,090円)で変わること

ES-RT1A から ES-RT2N に上がると、キワゾリ刃(シャープトリマー45°)が付き、電圧が AC100V から AC100〜240V の自動電圧切替になり、「充電中でも剃れる」表示が付きます。

一方で「お風呂でも剃れる」の表示はなくなり、代わりに水にぬれる環境を避ける注記が付きます。浴室での使用を重視するなら、ここは価格と逆方向に進みます。

消費電力も、ES-RT1A の約1W(AC100V充電時)に対して ES-RT2N は約7W(充電時)・約6W(交流式使用時)と、公称で大きく違います。1日に数分使う機器なので電気代への影響は小さいと考えられますが、公式の数字としては差があります。

約5,570円 → 約6,380円(差額 約810円)で変わること

ブラウン シリーズ3 300s-B(約6,380円)で効いてくるのは、充電の速さです。急速1時間充電で、1回の使用分であれば5分の急速充電で足ります。パナソニックの8時間と比べると、朝の「電池が切れていた」に対する強さがまるで違います。

さらに、替刃の交換目安(約18ヶ月)と替刃交換ランプが公式に明記されているのは6機種でこの機種だけでした。「いつ替えればいいか分からない」をメーカー側で解決している点は、長く使うほど効いてきます。お風呂剃りが可能と公式に書いている2機種のうちの1つでもあります。

ただしフル充電での使用時間は約20分(3分/日なら約6.7日ぶん)で、パナソニックの約7日とほぼ同等です。持ちが良くなるのではなく、切れたときの復帰が速くなる機種だと考えると分かりやすいと思います。

この810円は、今回の5つの段差の中でいちばん費用対効果が分かりやすいところでした。

約6,380円 → 約8,680円(差額 約2,300円)で変わること

日立 エスブレード RMH-F470B(約8,680円)は、使用可能日数(3分/日)が約15日間です。3分/日に単位をそろえると日数が2桁になるのはこの機種だけで、分に直すと約45分ぶん、ブラウンの約20分の2.25倍にあたります。充電時間も5時間で、パナソニックより3時間短くなります。

同梱品は電源アダプター・掃除用ブラシ・シェーバーオイル(ボトルタイプ)・シェーバーケースで、シェーバーオイルとケースまで同梱しているのは6機種でこの機種だけでした。オイルとケースを別に買わなくてよいぶん、実質の差額はもう少し小さくなります。

一方で質量は約196gで、質量が公式に分かる5機種(ブラウンは公式ページに記載がありません)の中ではいちばん重く、いちばん軽い ES-KS30(125g)とは71g、約1.57倍の差があります。

まとめると、価格と刃の枚数は対応していませんでした

4枚刃は約3,900円の機種(マクセルイズミ)と約8,680円の機種(日立)の両方にあり、3枚刃はその中間の価格帯にあります。枚数と価格は対応していません。

一方、機種ごとに差がはっきり出ていたのは、電池持ちの公表の有無、充電の速さ、替刃交換の目安、付属品でした。どれを重視するかで、この約6,694円の差の受け止め方は変わります。剃り味については、この記事では比べていません。

こんな人におすすめ

迷ったらこれ

  • お風呂で剃りたい → パナソニック ES-RT1A(約4,480円)
  • 洗面所だけで使う → ブラウン シリーズ3 300s-B(約6,380円)

この2機種で、今回調べた範囲の「はっきりした利点」はおおむねカバーできます。以下は条件別です。

お風呂で剃りたい方 → パナソニック ES-RT1A(約4,480円)または ブラウン シリーズ3 300s-B(約6,380円)

浴室で剃ってよいと公式が明記しているのは、6機種のうちこの2機種だけでした。ES-RT1A は「お風呂でも剃れる」、ブラウン シリーズ3 300s-B は「お風呂剃りが可能。安全のため、コードレスでのみ使用できます」と書かれています。

なお、IPX7を名乗る4機種に限ると、お風呂で剃ってよいと書いてあるのは ES-RT1A だけです。残る4機種については、浴室で使ってよいと公式が明記した記載を見つけられませんでした。

朝に電池切れで困りたくない方 → ブラウン シリーズ3 300s-B(約6,380円)

5分の急速充電で1回分という記載は、6機種でこの機種だけです。充電・交流式でもあるので、最悪コードをつないだまま剃れます(浴室を除く)。

充電の回数を減らしたい方 → 日立 エスブレード RMH-F470B(約8,680円)

3分/日で約15日間という公表値は、電池持ちを公表している5機種の中で最長です。出張や旅行で充電器を持ち歩きたくない方には、この差がそのまま効きます。ケースとシェーバーオイルも同梱です。

4枚刃を安く手に入れたい方 → マクセルイズミ IZF-VH552(約3,900円)

4枚刃と公式に明記されている2機種のうち、安いほうです(もう1つは約8,680円の日立)。本体丸洗いも公式に明記されています。充電に約16時間かかるので、寝ている間にまとめて充電する使い方ができる方なら、この価格で4枚刃と丸洗いが手に入ります。

キワゾリもしたい方 → パナソニック ES-RT2N(約5,570円)または 日立 RMH-F470B(約8,680円)

キワゾリ刃が公式に別項目として挙がっているのはこの2機種です。ES-RT1A は、仕様表に「トリマー刃○」とあってもキワゾリ刃は搭載していません。

海外に持って行く方 → パナソニック ES-RT2N(約5,570円)または 日立 RMH-F470B(約8,680円)

AC100〜240V という電圧範囲が公式に明記されているのはこの2機種です。ES-RT1A は AC100V 専用です。ブラウン 300s-B は「電圧自動切換」とありますが、対応電圧の範囲までは公式ページで確認できませんでした。ES-KS30 は前述のとおり仕様表の中で表記が割れています。

なお、パナソニックは海外で使う場合は国や地域に合わせたプラグアダプターを別途用意するよう案内しています。

とにかく安く始めたい方 → パナソニック ES-KS30(約1,986円)

回転式1枚刃で125gと軽く、充電器が要らないプラグイン式です。出張用の2台目や、ひとまず電気シェーバーを試してみたい方には選択肢になります。ただし水洗いについては公式に確認できていません。

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こんな方には向きません

シャワーを当てながら剃りたい方

6機種とも、この使い方を公式が認めている記載を見つけられませんでした。IPX7 は水に沈める試験の等級で、噴流(第二特性数字5・6)の試験を満たすことまでは示さない、というのは前述のとおりです。「お風呂剃り可」と書かれている機種についても、シャワーの水流を直接当てながら使うことを許可する記載は確認できませんでした。この使い方を予定するなら、取扱説明書で確認してください。

剃り味を数字で比べて選びたい方

電気シェーバーには、ヘアドライヤーの風量(JIS C 9613)や体重計の許容差(JIS B 7613)のような、剃り味を横並びで比べられる公的な数値がありません。「899パターンの網目」「30°鋭角ナノエッジ内刃」「4枚刃」といった表示はいずれもメーカー独自のもので、他社と同じ条件で測った数字ではありません。

この記事が比較できたのは、電池・充電・防水・寸法・質量といった測り方が共通している項目だけです。深剃り性能の順位づけはしていません。

お風呂剃りとキワゾリを1台で両立させたい方

今回の6機種では、「お風呂で剃ってよいと公式が明記している」と「キワゾリ刃が公式にある」を同時に満たす機種はありませんでした(ES-RT1A と ブラウンにはキワゾリ刃の明記がなく、ES-RT2N と日立には「お風呂剃り可」の明記がありません)。

どうしても両方ほしい場合は、シェーバー側は浴室で使える ES-RT1A を選び、もみあげや襟足はハサミか別売りのトリマーで整えるのが、この価格帯では現実的です。ブラウン 300s-B の「S字形くせヒゲトリマー」は、公式が「さまざまなヒゲを取り込みカット」する刃と説明しており、キワゾリ用とは書かれていません。

肌が弱く、合わなかったら返品したい方

電気シェーバーは肌に直接当てる製品で、ヒゲの濃さや肌質で相性が分かれます。開封後の返品可否は販売店ごとに異なります。心配な方は、購入前に販売店の返品条件を確認してください。

ペースメーカーなど植込み型医療機器をお使いの方

今回調べた公式の製品ページには、この点についての記載を見つけられませんでした。該当する方は、購入前にメーカーと主治医にご確認ください。

1万円以下の電気シェーバーと、洗面台に置かれた電源アダプター

電気シェーバー購入ステップガイド

ステップ1:浴室で使うかどうかを先に決める

これを最初に決めてください。後から変えられない条件だからです。

  • 浴室で使う → お風呂剃りを公式が明記している パナソニック ES-RT1A か ブラウン シリーズ3 300s-B の2択になります
  • 洗面所だけで使う → 6機種すべてが候補になります。ただし本体の水洗いが公式に確認できたのは5機種で、ES-KS30 については記載を確認できませんでした

ステップ2:キワゾリをするかどうかを決める

もみあげや襟足を整えたいなら、キワゾリ刃が公式に別項目で挙がっている機種(ES-RT2N・日立 RMH-F470B)を選びます。

ここで注意が要るのが、ステップ1と両立しない場合があることです。前述のとおり、この価格帯では「お風呂剃りの明記」と「キワゾリ刃の明記」が同じ機種に同居しません。どちらかを選び、もう一方は別の道具で補うことになります。

ステップ3:充電のしかたを決める

  • 朝の電池切れが怖い → 急速充電がある機種(ブラウン 300s-B:5分で1回分)
  • 充電の回数自体を減らしたい → 日立 RMH-F470B(3分/日で約15日間)
  • こだわらない → パナソニック勢(8時間充電・約7日)

マクセルイズミ IZF-VH552 は充電約16時間で、使用時間の公表値がありません。この項目を重視する方には向きません。逆に、寝ている間の充電で足りるなら価格面で有利です。

ステップ4:海外で使うかを決める

使うなら、AC100〜240V という電圧範囲が公式に明記されている2機種(ES-RT2N・日立 RMH-F470B)から選び、プラグアダプターを別途用意します。

ステップ5:型番と価格を確認して買う

ここまでで候補は1〜2機種に絞れているはずです。

🔴 ES-RT1A を選んだ方は、型番末尾の「U」の有無を必ず確認してください。よく似た ES-RT1AU(USB充電タイプ)が同じ価格帯で検索結果に並びます。

価格は店舗差が大きく、送料込みか別かでも数百円変わります。本記事の価格は2026年10月10日時点の、送料込で買える最安値です。特にブラウン 300s-B は店舗によって1,600円の開きがありました。

買ったあとに確認すること

1. 付属品がそろっているか(機種によって掃除用ブラシ・オイル・ケースの有無が違います)
2. 替刃の型番を控えておく(本体の箱か取扱説明書に記載があります)
3. 取扱説明書で浴室使用の可否をもう一度確認する(公式サイトの記載と取扱説明書で内容が違う場合は、メーカーに問い合わせて確認してください)
4. 洗剤の指定を確認する(日立は液状ハンドソープか中性の台所用洗剤を指定しています)

この記事が確認していないこと

書けなかったことを先に並べます。

  • 剃り味・深剃り性能の優劣。電気シェーバーには、他社と同じ条件で測った剃り味の公的な数値がありません。この記事は6機種を剃り比べていませんし、順位づけもしていません。
  • パナソニック ES-KS30 が水洗いできるかどうか。公式仕様表に該当する行がないことは確認しましたが、「できない」と公式が書いているわけではありません。
  • パナソニック ES-RT2N の、コードレスでの浴室使用の可否。注記は「充電中でも剃れる」に付いた※1で、範囲がこの文だけでは確定できません。
  • パナソニック ES-RT2N の充電時間。仕様表(8時間)とアイコン表示(1時間急速充電)が食い違っており、どちらが何を指すのかを公式から読み取れませんでした。
  • マクセルイズミ IZF-VH552 の電源方式。仕様表(充電式)と説明文(充電・交流式)が食い違っています。
  • パナソニック ES-KS30 の海外対応。電源欄(AC100-240V)と充電タイプ欄(100V専用)が食い違っています。
  • マクセルイズミ IZF-VH552 の使用可能時間・日数。公式に記載がありませんでした。
  • ブラウン シリーズ3 300s-B の質量・本体寸法・対応電圧の範囲・刃の枚数。いずれも公式製品ページに記載がありませんでした。
  • パナソニック ES-RT1A / ES-RT2N の替刃。公式ページで情報を確認できませんでした。ブラウンは替刃の存在と交換目安はありますが、型番は未確認です。
  • ブラウン 300s-B と日立 RMH-F470B の消費電力。公式ページに記載を見つけられませんでした。
  • 各機種が IPX7 の試験を具体的にどの機関で受けたか。試験機関名まで書いていたのはパナソニックの2機種だけです。
  • 植込み型医療機器をお使いの方への注意。今回見た公式の製品ページには記載がありませんでした。
  • 価格の今後。価格は2026年10月10日時点・送料込の最安値です。セールやクーポン、在庫状況で日々変わります。

まとめ

1万円以下の電気シェーバー6機種を、メーカー公式サイトだけで調べました。分かったことは次のとおりです。

1. 「防水」の書き方は4通りに分かれ、記載なしの1機種を加えると5通りだった

「防水設計(IPX7基準)+試験機関名」(パナソニック2機種)、「IPX7基準の検査をクリア」(マクセルイズミ)、「JIS規格の防浸構造(IPX7)に適合」(日立)、「防水機能を5mの水深環境で測定」(ブラウン)、そして記載なし(パナソニック ES-KS30)。

IPX7 を明示する4機種については、各社がIPX7という共通の基準点を掲げていることは読み取れます。ただし「基準」「検査をクリア」「適合」という言い方の違いから、試験条件・対象部位・保証範囲まで同じだとは確認できませんでした。ブラウンの「5mの水深環境」は試験条件が示されていないため、IPX7と強弱を比べることはできません。

2. 同じメーカーの、同じ防水表記の2機種で、浴室について書かれていることが違った

パナソニック ES-RT1A と ES-RT2N は、仕様表の防水欄も注記の文面も同じです。それでも ES-RT1A には「お風呂でも剃れる」という表示があり、ES-RT2N にはそれがなく、代わりに「お風呂やシャワー室など、水にぬれる環境で使用しないでください」という注記が付いています。価格は ES-RT2N のほうが約1,090円高く、浴室については表示が後退します。

3. IPX7は「沈める試験」であって、噴流の試験ではない

JIS C 0920:2003 には、第二特性数字が7または8だけの外郭は噴流に対する保護を必ずしも満たすとは限らない、という趣旨の記載があります。お風呂で使いたい人にとって、ここは読み違えやすいところです。

4. 価格と刃の枚数は対応していなかった

4枚刃は約3,900円の機種にも約8,680円の機種にもあり、3枚刃はその中間の価格帯にありました。機種ごとに差が出ていたのは、電池持ちの公表の有無、充電の速さ、替刃交換の目安、付属品のほうです。

5. 仕様表の「○」は、注記まで読まないと意味が確定しない

ES-RT1A の「トリマー刃 ○」は、メーカー自身の注記によってキワゾリ刃ではないと否定されています。仕様表の丸印だけを見て買うと、できると思っていたことができません。

—

浴室で使いたいなら、今回の6機種では パナソニック ES-RT1A(約4,480円)か ブラウン シリーズ3 300s-B(約6,380円)の2択です。それ以外の4機種については、浴室で使ってよいと公式が明記した記載を見つけられませんでした。

洗面所だけで使うなら、選択肢は一気に広がります。充電の回数を減らしたいなら日立 RMH-F470B(3分/日で約15日間)、朝の電池切れに強くしたいならブラウン 300s-B(5分で1回分)、キワゾリもしたいならパナソニック ES-RT2N、価格を優先するならマクセルイズミ IZF-VH552 か パナソニック ES-KS30 です。

最後にもう一度だけ。売り場で「防水」の2文字を見つけたら、その下の小さな注記まで読んでください。今回いちばん重要な情報は、すべてそこに書かれていました。

比較表で全体をチェック

機種参考価格(送料込・2026年10月10日時点)刃「防水」の公式表記浴室での使用について公式が書いていること使用の目安充電時間質量
パナソニック ES-KS30約1,986円回転式1枚刃記載なし記載なし1日1回3分で約7日8時間125g
マクセルイズミ IZF-VH552約3,900円往復式4枚刃IPX7基準の検査をクリア(試験機関名の記載なし)公式製品ページでは確認できず記載なし約16時間約155g
パナソニック ES-RT1A約4,480円往復式3枚刃防水設計(IPX7基準)/試験機関名を明記「お風呂でも剃れる」1日1回3分で約7日8時間約160g
パナソニック ES-RT2N約5,570円往復式3枚刃防水設計(IPX7基準)/試験機関名を明記「お風呂でも剃れる」の表示なし。「充電中でも剃れる」の注記として「お風呂やシャワー室など、水にぬれる環境で使用しないでください」約7日(3分/日の条件は公式に未記載)仕様表8時間/アイコン表示1時間急速充電約165g
ブラウン シリーズ3 300s-B約6,380円(店舗差あり・最大約7,980円)往復式(ディープキャッチ網刃/枚数の記載なし)防水機能を5mの水深環境で測定(IPX等級の記載なし)「お風呂剃りが可能。安全のため、コードレスでのみ使用できます」フル充電で約20分(3分/日なら約6.7日ぶん=換算値)急速1時間(1回分なら5分)公式ページに記載なし
日立 エスブレード RMH-F470B約8,680円往復式ステンレス4枚刃JIS規格の防浸構造(IPX7)に適合「お風呂剃り可」の表示なし。浴室などでは電源アダプターを接続して使用しないこと3分/日で約15日間(約45分ぶん=換算値)5時間約196g

各商品の価格の見かたと選びどころ

1. パナソニック ES-RT1A エントリーシェーバー 3枚刃

IPX7を名乗る4機種の中で、公式に「お風呂でも剃れる」と明記している唯一の機種です(IPX7という等級を名乗っていないブラウン シリーズ3 300s-B も、別の言い方で「お風呂剃りが可能」と書いています)。防水は「防水設計(IPX7基準)」で、注記には水深1メートルに30分間浸けても有害な影響を生じる量の水の浸入がないという定義と、検査を実施した第三者機関名(社団法人日本船舶品質管理協会 製品安全評価センター)の両方が書かれています。刃はステンレス刃物鋼3枚刃、内刃は30°鋭角ナノエッジ内刃、ヘッドはフロート刃機構です。電池は1日1回約3分で約7日もちます。

良い点

お風呂での使用を公式が明記している2機種のうちの1つで、価格は約4,480円(送料込)と6機種で3番目に安い水準です。防水の注記に試験を実施した第三者機関名まで書いているのは、6機種ではパナソニックの2機種だけでした。消費電力は約1W(AC100V充電時)で、同じシリーズの ES-RT2N(約7W)の約7分の1です。質量約160gは、質量が公式に分かる5機種の中では真ん中です。

注意点

キワゾリ刃は搭載していません。仕様表には「トリマー刃 ○」とありますが、注記で「外刃の刃の名称であり、キワゾリする為の刃ではない」「背面トリマー(キワゾリ刃)は非搭載」と明記されています。また電圧は AC100V 専用で、海外では使えません。充電は8時間で、急速充電の記載はありません。交流式(コンセントにつないだまま使えるか)についても公式仕様から確認できませんでした。替刃の情報も公式ページでは確認できませんでした。🔴 よく似た型番の ES-RT1AU(USB充電タイプ)が同じ価格帯で検索結果に並びます。注文前に型番末尾の「U」の有無を確認してください。

お風呂で剃りたい方、国内だけで使う方、キワゾリは別の道具でよい方

2. ブラウン シリーズ3 300s-B 電気シェーバー

充電の速さが6機種で頭ひとつ抜けています。急速1時間充電で、1回の使用分であれば5分の急速充電で足ります。防水の書き方は他の5機種と違い、IPX等級を使わず「すべてのブラウン シリーズ3ベーシックモデルは防水機能を5mの水深環境で測定」と書かれています。シリーズ3ベーシックモデルの公式ページには「お風呂剃りが可能。安全のため、コードレスでのみ使用できます」という記載があります。899パターンのディープキャッチ網刃と3連サスペンションヘッド、S字形くせヒゲトリマーを備えます。

良い点

5分の急速充電で1回分という記載は6機種でこの機種だけです。替刃の交換目安(約18ヶ月)が公式に明記され、LEDディスプレイに替刃交換ランプも付きます(交換目安が公式にある機種は6機種中2機種だけでした)。充電・交流式で電圧自動切換、ニッケル水素電池のメモリー効果がない点も公式に明記されています。お風呂剃りが可能と公式が書いている2機種のうちの1つです。保証は1年です。

注意点

フル充電での使用時間は約20分で、3分/日に直すと約6.7日ぶん。パナソニックの約7日とほぼ同じで、持ちが良いわけではありません。質量・本体寸法・刃の枚数・対応電圧の範囲は、いずれも公式製品ページに記載がありませんでした。保管・使用の推奨温度は15〜35℃と指定されています。お風呂で使う場合はコードレス限定です。同梱は本体・網刃保護キャップ・電源コードのみで、ケースやオイルは付きません。🔴 同じ機種でも店舗差が大きく、送料込で約6,380円〜約7,980円と1,600円の開きがありました。

朝の電池切れに強くしたい方、替刃の交換時期を機械に教えてほしい方、お風呂で剃りたい方

3. 日立 エスブレード RMH-F470B 往復式4枚刃

電池の持ちは、公表値がある5機種の中で突出しています。公式の「使用可能日数(3分/日)約15日間」は、同じ条件で書いている他機種(約7日)の2倍以上で、分に直すと約45分ぶんです。防水は「JIS規格の防浸構造(IPX7)に適合」と、6機種で唯一JISの名前を出しています。往復高速駆動のステンレス4枚刃に3Dヘッドとキワゾリ刃を備え、充電・交流式、AC100-240V対応です。

良い点

3分/日で約15日間という電池持ちは、公表値がある5機種(マクセルイズミには記載がありません)の中で最長です。充電時間も5時間とパナソニック勢より3時間短く、充電・交流式なので電池が切れてもつないで剃れます(浴室を除く)。シェーバーオイル(ボトルタイプ)とシェーバーケースまで同梱しているのは6機種でこの機種だけで、ほかに電源アダプターと掃除用ブラシが付きます。キワゾリ刃も公式に別項目で挙がっています。AC100-240V という電圧範囲が公式に明記されている2機種のうちの1つです。

注意点

質量約196gは、質量が公式に分かる5機種の中ではいちばん重く(ブラウンは公式ページに質量の記載がありません)、いちばん軽い ES-KS30(125g)より71g重くなります。公式は「お風呂剃り可」とは書いていません。書かれているのは「浴室などの水のかかるところや湿気の多いところでは電源アダプターを接続して使用しないでください」という条件のほうで、泡剃り自体は想定された記載があります。洗剤も、液状ハンドソープか中性の台所用洗剤以外は故障の原因になると指定されています。替刃の交換目安は公式に確認できませんでした。

充電の回数を減らしたい方、出張や旅行が多い方、キワゾリもしたい方、ケースやオイルを別に買いたくない方

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※価格・在庫は変動します。最新情報はリンク先でご確認ください。

楽天市場で「日立 エスブレード RMH-F470B 往復式4枚刃」を見る

4. パナソニック ES-RT2N エントリーシェーバー 3枚刃

ES-RT1A にキワゾリ刃(シャープトリマー45°)と海外対応(AC100〜240V自動電圧切替付)と「充電中でも剃れる」を足した機種で、送料込の価格差は約1,090円です。刃の構成(ステンレス刃物鋼3枚刃・30°鋭角ナノエッジ内刃・マルチフィットアーク刃・フロート刃機構)は ES-RT1A と同じです。電池は約7日もちます。

良い点

約1,090円の追加で、キワゾリ刃・海外対応・充電中の使用という3つが付きます。キワゾリ刃が公式に別項目として挙がっている2機種のうちの1つです。電圧は自動切替付きのAC100〜240Vで、プラグアダプターを用意すれば海外でも使えます。防水の注記に試験機関名まで書いているのは、6機種ではパナソニックの2機種だけでした。

注意点

🔴 公式の注記に「お風呂やシャワー室など、水にぬれる環境で使用しないでください」とあります。仕様表の防水欄は ES-RT1A と同じ「防水設計(IPX7基準)」で、注記の文面も同一ですが、ES-RT1A にある「お風呂でも剃れる」の表示はありません。なおこの注記は「充電中でも剃れる」という表示に付いた※1で、コードレスでの浴室使用までが禁じられているのかは、この文だけでは確定できません。浴室での使用を前提にするなら、取扱説明書かメーカーへの確認が要ります。また充電時間は、仕様表が「8時間充電」、商品ページのアイコンが「1時間急速充電」と公式サイト内で2通りの表記があり、この記事では確定できませんでした。消費電力は約7W(充電時)・約6W(交流式使用時)です。替刃の情報も公式ページでは確認できませんでした。

キワゾリもしたい方、海外に持って行く方、洗面所でしか使わない方

5. マクセルイズミ IZF-VH552 往復式シェーバー 4枚刃

約3,900円(送料込)で往復式4枚刃と本体丸洗いが両立する、この価格帯では情報のそろった機種です。防水は「IPX7基準(水深1mに30分浸けても本体に有害な影響を生じる量の水の浸入がない)検査をクリアしています」で、定義は書かれていますが試験機関名はありません。長く伸びたクセヒゲをとらえるアクティブキャッチトリマー、外刃独立フロート、低振動・低騒音設計を備えます。質量は約155g。

良い点

4枚刃と公式に明記されている2機種のうち、安いほうです(もう1つは約8,680円の日立で、ブラウンは公式ページに刃の枚数の記載がありません)。本体丸洗いが公式に明記されています。替刃の交換目安(1年)が公式に書かれている2機種のうちの1つで、替刃の型番(外刃SO-V557/内刃SI-V55)も明示されています。質量約155gは、質量が公式に分かる5機種の中では2番目に軽く、消費電力は1.4Wです。

注意点

充電時間が約16時間と6機種で最長で、いちばん速いブラウン(1時間)の16倍です。さらに使えるおおよその時間・日数が公式に書かれていません(他の5機種には「約7日」「約15日」「約20分」といった公表値があります)。電源方式も、仕様表が「充電式」、商品説明文が「充電・交流式」と公式内で食い違っています。浴室で使ってよいかについても、公式製品ページでは確認できませんでした。

4枚刃を安く手に入れたい方、洗面所で使い、充電は寝ている間にまとめて行う方

6. パナソニック ES-KS30 メンズシェーバー 回転刃

6機種でいちばん安く(約1,986円・送料込)、質量が公式に分かる5機種の中ではいちばん軽い(125g)機種です。刃は回転式1枚刃で、他の5機種(往復式)とは方式が異なります。充電器が要らないプラグイン充電式で、本体を直接コンセントに挿して充電します。電池は1日1回3分で約7日、充電時間は8時間、消費電力は充電時約1Wです。寸法は高さ12.6×幅4.6×奥行5.8cmです。

良い点

約1,986円という価格は6機種で最安で、125gという軽さも、質量が公式に分かる5機種の中では最軽量です。本体の大きさも、寸法が公式に分かる5機種の中では最小です。充電器を持ち歩かなくてよいプラグイン充電式で、出張用の2台目や、電気シェーバーを初めて試す1台としては選択肢になります。替刃はセット替刃(内刃+外刃)ES9392として公式に型番が出ています。

注意点

🔴 公式の仕様表に「防水」の行も「洗浄」の行もありません。公式が挙げる特長4点(回転刃・充電器不要のプラグイン充電式・オートボルテージ・手になじむデザイン)にも水洗いの記載はなく、付属品は掃除用ブラシのみです。この記事では、水洗いできるかどうかを公式に確認できませんでした。水洗いを予定して買うなら、購入前に取扱説明書かメーカー窓口で確認してください。確認が取れるまでは、水洗いできるものとして扱わないほうが安全です。また電源欄は「AC100-240V」、充電タイプ欄は「プラグイン充電式(100V専用)」と、仕様表の中で2通りの書き方があり、海外で使えるかはこの記事では確定できませんでした。キワゾリ刃についての記載もありません。

とにかく安く始めたい方、出張用の2台目がほしい方

タイプ別のおすすめまとめ

【迷ったらこれ(お風呂で剃る)】パナソニック ES-RT1A エントリーシェーバー 3枚刃
お風呂剃りを公式が明記。約4,480円(送料込)

【迷ったらこれ(洗面所で使う)】ブラウン シリーズ3 300s-B 電気シェーバー
5分の急速充電で1回分。替刃交換ランプ付き。約6,380円(送料込)

【充電の回数を減らしたい】日立 エスブレード RMH-F470B 往復式4枚刃
3分/日で約15日間。公表値がある5機種で最長。ケースとオイルも同梱

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【キワゾリもしたい】パナソニック ES-RT2N エントリーシェーバー 3枚刃
シャープトリマー(45°)を搭載。ただし「お風呂でも剃れる」の表示はありません

【海外に持って行く】パナソニック ES-RT2N エントリーシェーバー 3枚刃
AC100〜240V自動電圧切替付。プラグアダプターは別途必要

【4枚刃を安く手に入れたい】マクセルイズミ IZF-VH552 往復式シェーバー 4枚刃
約3,900円で往復式4枚刃+本体丸洗い。ただし充電は約16時間

【とにかく安く始めたい】パナソニック ES-KS30 メンズシェーバー 回転刃
約1,986円・125g。ただし水洗いの可否は公式に確認できていません

よくある質問

IPX7と書いてあれば、お風呂で使っても大丈夫ですか

いいえ。今回調べた6機種のうち4機種がIPX7を名乗っていますが、そのIPX7組のうちお風呂で剃ってよいと公式に明記しているのは1機種(パナソニック ES-RT1A)だけでした。一方、IPX7という等級を名乗っていないブラウン シリーズ3 300s-B は「お風呂剃りが可能」と書いており、浴室で使ってよいと公式が明記している機種は6機種中2機種です。IPX7は水に沈める試験の等級で、浴室で使ってよいかとは別の話です。必ず各機種の公式表示を確認してください。

IPX7なら、シャワーを直接当てても平気ですか

規格の上では、そうとは言えません。IPX7の中身を定めている JIS C 0920:2003 には、第二特性数字が7または8だけに指定された外郭は、噴流(第二特性数字5や6で規定されるもの)に対する保護を必ずしも満たすとは限らない、という趣旨の記載があります。実際に壊れるという意味ではありませんが、「沈めても大丈夫」と「水流を当てても大丈夫」は規格上は別の等級です。なお、規格が定めるのは所定のノズル・流量・圧力による噴流試験であって、家庭用シャワーそのものを試験対象にしているわけではありません。

「IPX7基準」と「IPX7に適合」は違うものですか

この記事では確定できませんでした。防水の文言そのものは4通りに分かれ、これに「記載なし」の1機種を加えると、6機種で5通りの状態です。パナソニックは「防水設計(IPX7基準)」とし、注記で試験を実施した第三者機関名(社団法人日本船舶品質管理協会 製品安全評価センター)まで書いています。マクセルイズミは「IPX7基準の検査をクリアしています」とし、機関名は書いていません。日立は「JIS規格の防浸構造(IPX7)に適合」と、JISの名前を出しています。ブラウンはIPX等級を使わず「防水機能を5mの水深環境で測定」と書いています。IPX7を明示する4機種が共通の基準点を掲げていることは読み取れますが、試験条件・対象部位・保証範囲まで同じだとは確認できませんでした。ブラウンの「5m」は試験条件が示されていないため、IPX7と強弱を比べることはできません。

刃の枚数が多いほうがよく剃れますか

この記事では比べていません。刃の枚数は構造の違いであって、剃り味を同じ条件で測った数字ではないからです。参考までに今回の6機種では、4枚刃が約3,900円の機種(マクセルイズミ)と約8,680円の機種(日立)の両方にあり、3枚刃はその中間の価格帯にありました。枚数と価格は対応していません。

いちばん安い約1,986円の機種は、水で洗えますか

公式に確認できませんでした。パナソニック ES-KS30 の公式仕様表には「防水」の行も「洗浄」の行もなく、公式が挙げる特長4点にも水洗いの記載がありません。付属品も掃除用ブラシのみです。仕様表に行がないことは「できない」の証明ではありませんが、水洗いの記載がある4機種(イズミ・ES-RT1A・ES-RT2N・日立)がいずれも仕様表に明記していることを踏まえると、購入前に取扱説明書かメーカー窓口で確認してください。確認が取れるまでは、水洗いできるものとして扱わないほうが安全です。

電池はどれくらいもちますか

書き方が機種で分かれています。パナソニック ES-KS30 と ES-RT1A は「1日1回3分で約7日」、ES-RT2N は「約7日」、日立は「使用可能日数(3分/日)約15日間」、ブラウンは「1回のフル充電で約20分」。マクセルイズミには記載がありませんでした。ブラウンの約20分を3分で割ると約6.7日ぶんにあたるので、パナソニックとほぼ同等です。日立の約15日は、分に直すと約45分ぶんで、ブラウンの2.25倍になります。

充電にどれくらいかかりますか

ブラウン シリーズ3 300s-B が急速1時間充電(1回の使用分なら5分)、日立が5時間、パナソニック ES-KS30 と ES-RT1A が8時間、マクセルイズミが約16時間です。最短と最長で16倍の差があります。なお パナソニック ES-RT2N は、仕様表が「8時間充電」、商品ページのアイコンが「1時間急速充電」と、公式サイト内で2通りの表記があり、この記事では確定できませんでした。

電池が切れても、コンセントにつないで剃れますか

日立 RMH-F470B とブラウン シリーズ3 300s-B は公式に充電・交流式と明記しています。パナソニック ES-RT2N は「充電中でも剃れる」と表示しています。ES-RT1A と ES-KS30 については、交流式での使用可否を公式仕様から確認できませんでした。マクセルイズミ IZF-VH552 は仕様表が「充電式」、説明文が「充電・交流式」と食い違っています。なお、日立とブラウンは浴室でコードをつないで使わないよう公式が求めています。

替刃はいつ交換すればいいですか

公式に目安が書かれていたのは2機種だけでした。マクセルイズミ IZF-VH552 が「1年」、ブラウン シリーズ3 300s-B が「約18ヶ月」です。ブラウンには替刃交換ランプも付いています。残り4機種については、今回の調査では公式の交換目安を確認できませんでした。替刃については6機種中4機種で公式に記載を確認でき、型番まで確認できたのは3機種(ES-KS30・マクセルイズミ・日立)でした。

キワゾリ(もみあげ・襟足)はどの機種でもできますか

できません。パナソニック ES-RT1A の仕様表には「トリマー刃 ○」とありますが、同じ行の注記で、これは外刃の刃の名称であってキワゾリするための刃ではなく、背面トリマー(キワゾリ刃)は非搭載だと明記されています。キワゾリ刃が別項目として公式に挙がっているのは、ES-RT2N(シャープトリマー45°)と日立 RMH-F470B です。

海外で使えますか

AC100〜240V という電圧範囲が公式に明記されているのは、パナソニック ES-RT2N(自動電圧切替付)と日立 RMH-F470B の2機種です。ES-RT1A は AC100V 専用です。ブラウン シリーズ3 300s-B は「電圧自動切換」と書かれていますが、対応電圧の範囲は公式ページで確認できませんでした。ES-KS30 は「オートボルテージ(AC100〜240V)」という特長表示と「プラグイン充電式(100V専用)」という仕様表記が併存しており、この記事では確定できませんでした。いずれの場合も、国や地域に合わせたプラグアダプターは別途必要です。

洗剤は何を使えばいいですか

機種ごとに指定が違います。日立 RMH-F470B は、市販のハンドソープ(液状)または台所用洗剤(中性)以外(浴室用・トイレ用洗剤など)を使うと故障の原因になると公式に明記しています。また泡剃りをしたあとは石けん成分を水洗いで流すよう求めています。他の機種についても、購入後に取扱説明書で確認してください。

重さはどれくらい違いますか

いちばん軽いパナソニック ES-KS30 が125g、いちばん重い日立 RMH-F470B が約196gで、差は71g、約1.57倍です。その間にマクセルイズミ約155g、パナソニック ES-RT1A 約160g、ES-RT2N 約165gが並びます。ただしブラウン シリーズ3 300s-B の質量は公式製品ページで確認できなかったため、この比較は質量が公式に分かる5機種の中での話です。

ES-RT1A と ES-RT1AU は何が違いますか

充電方法が違います。ES-RT1A は付属のACアダプターで充電するタイプ、ES-RT1AU は USB充電タイプです。価格帯がほぼ同じで、通販サイトの検索結果に並んで出てくるため買い間違えやすい組み合わせです。この記事が調べたのは ES-RT1A(ACアダプター充電)のほうです。注文前に型番末尾の「U」の有無を確認してください。

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