電気ポット1万円以下おすすめ2026年版|★の省エネラベルが付かない家電でした。各社の電気代表示を、どこまで信じて比べていいか

ダークな天板に並ぶ無地の電気ポット3台と白いカップ
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結論:忙しい人向け3行まとめ

  • 1万円以下の電気ポット5機種を公式仕様で調べたところ、5機種とも「1日あたりの消費電力量」を公表していました。ただし測定条件の書き方は各社でそろっていません。基準番号(HD-112)まで書いている社と、書いていない社があります。数字は比較の手がかりになりますが、厳密な横並びとしては限界があります。
  • その前提で見比べると、本体が安い順と、年間電気代の目安が安い順は一致しませんでした。3.0Lでは、本体が約300円高い機種のほうが、年間電気代の目安で約1,520円少ないという並びになっています。
  • そして、いちばん大事かもしれない話を先に書きます。真空断熱(まほうびん構造)の機種は1万円台前半から買えて、年間電気代の目安が約7,300円です。1万円以下の5機種(約11,800〜15,200円)との差は、年およそ4,500〜7,900円。「1万円以下」で区切ること自体が、電気代の面では不利な側だけを選ぶことになります(詳しくは後述します)。

電気ポットは、省エネ法(エネルギーの使用の合理化等に関する法律)トップランナー制度の対象機器一覧にも、統一省エネラベルを表示する小売事業者表示制度の対象機器一覧にも、含まれていません。
同じ台所にあるジャー炊飯器と電子レンジは、どちらの一覧にも入っています。
だから電気ポットの売り場に、★の数で省エネ性能を示すラベルは並びません。

それなのに、各社はそろって「1日あたり○kWh」「年間○kWh」を公表しています。
なぜそろっているのか、どこまでそろっていて、どこからそろっていないのか。この記事はそこを調べました。

使った資料は、各社公式の仕様表・取扱説明書と、資源エネルギー庁・日本電機工業会(JEMA)の公開情報です。

目次

電気ポットの選び方ポイント

1万円以下の電気ポットを選ぶとき、公式の仕様表から実際に判断できるのは次の5点でした。

① 1日あたりの消費電力量(kWh/日)

今回の5機種(+参考の2機種)は、すべて消費電力量を公表しています。
いずれも「1日に2回沸かし、1回再沸とうし、残り23時間は保温する」という共通の使用モデルで測った値です。
ただし後述するとおり、注記の書き方には各社で差があります。 大まかな優劣の手がかりにはなりますが、小数点以下の差を順位として扱える精度ではありません。

31円/kWhで割り戻すと、今回の1万円以下5機種は1日およそ33〜42円、月およそ990〜1,260円です。
本体価格(約6,060〜9,280円)より、1年分の電気代のほうが高いという関係になります。ここが、本体価格だけで選ぶと判断を誤りやすい理由です。

② 容量(2.2L/3.0L)

今回の5機種は2.2Lが3機種、3.0Lが2機種です。
同じタイガーの中で比べると、2.2L(PDR-G220)が年間382kWh、3.0L(PDR-G300)が年間440kWh。差は58kWhで、31円/kWhなら年およそ1,800円です。5年なら9,000円ほどになります。

なお容量は「1日に使う総量」ではなく「一度に保持できる量」です。
選ぶときは、一度に必要な湯量・給水や再沸とうの頻度・どれだけ保温しておきたいかで決めてください。

③ 保温温度を選べるか

  • タイガー PDR-G220/PDR-G300:98℃・90℃・70℃の3段階
  • アイリスオーヤマ IAHD-222/IAHD-230:70℃・80℃・90℃・98℃の4段階
  • ピーコック WMJ-22:保温温度を選ぶ操作は、確認した公式仕様表・取扱説明書では確認できませんでした

ここは価格差の理由がはっきり出ているところです。温度段階を確実に使い分けたいなら、段階を公式に明記している機種を選ぶほうが確実です。

④ 本体の重さと設置寸法

5機種とも幅21〜22cm、奥行28cm前後で横並びです。差が出るのは高さと重さでした。
2.2Lの3機種では、ピーコック WMJ-22が1.9kg、タイガー PDR-G220が2.0kg、アイリス IAHD-222が2.1kgです。

ただし運ぶときに効いてくるのは満水時の重さです。水1Lを1kgとして単純に足すと、2.2Lでおよそ4.1〜4.3kg、3.0Lでおよそ5.2kgになります。給水のたびにシンクまで運ぶなら、この数字のほうが実態に近くなります。

電源コードの長さも差がありました。タイガーが1.0m、アイリスが約1.2m、ピーコックが1.4mです。
1.0mは今回の中では短いほうなので、コンセントまでの距離は先に測っておくほうが安全です。

⑤ 節電タイマーがあるか

タイガー PDR-G220/PDR-G300には6時間の節電タイマーがあります。通電を止め、設定時間の1時間前から沸かし直す機能です。
参考に挙げた象印 CD-WU22とCV-GB22は6・7・8・9・10時間の5段階です。
ピーコック WMJ-22とアイリス IAHD-222/IAHD-230の公式仕様には、タイマーの記載が見当たりませんでした(夜間に止める具体的な操作は、購入前に取扱説明書でご確認ください)。

注意点として、公表されている消費電力量は「保温23時間」という条件で測られています。タイマーを使う実際の使い方とは条件が違います。どれだけ減るかは各社の公表値では確認できませんでした。

【先に結論】1万円以下で区切ると、電気代では不利な側だけが残ります

この記事は「1万円以下」で5機種を選んでいますが、最初にその枠組みの弱点を書いておきます。

電気ポットの保温方式は、大きく2つに分かれます。

  • ヒーターで温め続けるタイプ(今回の5機種はすべてこれ)
  • 真空断熱の内容器を持つタイプ(VE電気まほうびん/蒸気レスVEなど)

今回調べた範囲では、1万円以下に真空断熱タイプは見つかりませんでした。年間消費電力量の差を見ると、その理由がそのまま結果に出ています。

年間消費電力量年間電気代の目安(31円/kWh)本体(送料込)
ピーコック WMJ-22(2.2L・ヒーター保温)387kWh約12,000円約6,060円
タイガー PDR-G220(2.2L・ヒーター保温)382kWh約11,800円約7,650円
アイリス IAHD-222(2.2L・ヒーター保温)442kWh約13,700円約8,980円
象印 CV-GB22(2.2L・真空断熱)236kWh約7,300円(公式表示)約11,540円

差は年およそ4,500〜6,400円です。
2026年10月12日時点の価格で単純に割り算すると、本体の価格差に相当する電気代の差は、おおむね0.4〜1.2年ぶんになります。
3.0Lではもっと極端で、象印 CV-GB30(約11,800円・年273kWh・公式表示 約8,500円)は、タイガー PDR-G300(約9,280円・年440kWh)との本体差が約2,520円、電気代の目安差が年およそ5,180円でした。

つまり、「1万円以下」という予算の切り方は、電気ポットについては合理的でない可能性があります。
1万円台前半まで見られるなら、そちらを先に検討する価値があります。

ただし、これは公表値どおりに使った場合の単純試算です。価格も電気の単価も変わりますし、差額が戻ってくることを保証するものではありません。
また真空断熱タイプには次の違いもあります。

  • 重い:象印 CV-GB22は2.7kg(今回の1万円以下5機種は1.9〜2.2kg)
  • 湯沸かし時の消費電力が大きい:905W(今回の5機種は700W)。同時に使う家電によってはブレーカーの余裕を見ておく必要があります
  • やや大きい:22×29.5×26cm(今回の5機種は幅21〜21.8cm)

それでも1万円以下で選ぶ理由があるなら——初期費用を抑えたい、軽いほうがいい、置き場所が狭い、短期間だけ使う——この先を読んでください。ここから先は、その前提で5機種を比べます。

なぜ「省エネラベルが付かない」のに、数字が出ているのか

結論を先に書きます。根拠の部分は読み飛ばしても構いません。

業界団体(日本電機工業会=JEMA)が測り方をまとめていて、各社がそれに沿って測っているからです。
ただし注記の書き方には差があり、完全に同一条件での比較と言い切れるところまでは確認できませんでした。

—

ここから根拠です。

① 電気ポットは、2つの対象一覧のどちらにも入っていません

資源エネルギー庁のページには、省エネ法トップランナー制度の「特定機器」が一覧で載っています(2026年10月12日に確認した時点で29機器、これに建材トップランナー制度の3品目が加わります)。
その29機器には19番にジャー炊飯器、20番に電子レンジがあります。電気ポットはありません。

また、量販店の棚で見る統一省エネラベルは「小売事業者表示制度」によるもので、同じ資源エネルギー庁のページによれば29機器のうち20機器が対象です。ここにもジャー炊飯器と電子レンジは入っていて、電気ポットは入っていません。

この2つは別の制度なので、「トップランナーの対象だからラベルも付く」とは限りません。
電気ポットは、どちらの一覧にも入っていない——確認できたのはこの2つの事実です。
個別の消費電力量表示の法的な位置づけについては、この記事では判断しません。

② 測り方をまとめているのはJEMAです

JEMA公式の「消費電力量測定方法」のページによれば、電気ポット(ジャーポット)の表示は2008年(平成20年)1月以降、新しい測定方法に基づくものに変わりました。
新方法は、省エネルギーセンターの「ジャーポット消費効率検討会」が使用実態調査をもとにまとめたものです。

同ページが示す旧方法と新方法の違いは次のとおりです。

項目旧測定方法新測定方法
室温20℃23℃
給水2回/1日2回/1日
湯沸し2回/1日2回/1日
再沸騰2回/1日1回/1日
保温時間23時間/1日23時間/1日
水量満量湯沸し時は定格容量の90%/保温時は定格容量の60%
水温20℃23℃

③ ところが、注記の書き方は各社でそろっていませんでした

ここが今回いちばん大事な発見です。実際の記載を並べます。

メーカー基準番号(HD-112)の明記保温温度の明記注記の場所
タイガーありあり(保温90度で23時間)取扱説明書の仕様欄
象印ありあり(保温90℃で23時間)製品ページ
アイリスオーヤマありなし(「保温23時間」のみ)製品ページ
ピーコックなし(「JEMA自主基準による測定」とのみ)なし(「保温23時間」のみ)取扱説明書の仕様欄

室温23℃・湯沸かし2回/1日・再沸とう1回/1日・保温23時間/1日・365日という回数と室温は4社とも共通です。
しかしピーコックだけは基準番号(HD-112)を書いていません。また保温温度まで書いているのはタイガーと象印の2社だけです。

したがって、「4社が完全に同一条件で測っている」とは、公開資料だけからは断定できません。
共通点が多いので比較の手がかりにはなりますが、小数点以下の差を順位として扱うのは無理がある、というのがこの記事の立場です。

もうひとつ、ピーコックの公式オンラインショップの仕様表では「年間消費電力量(kWh/日)387」と単位が「kWh/日」になっています。
同じ表の「1日あたりの消費電力量」が1.06kWh/日で、1.06×365=386.9ですから、387kWh/年の表記揺れとみるのが自然です。
実際、同社の取扱説明書では「消費電力量 年間(kWh) 387」と書かれていました。

電気ポットのメリット

公式情報の範囲で言えることだけを書きます。

沸かし直しの待ち時間が入らない

保温しているので、2杯目以降は沸かし直す必要がありません。
参考までに、水から沸とうするまでの公式の目安時間は、タイガー PDR-G220で約26分、タイガー PDR-G300(3.0L)で約33分、アイリス IAHD-222で約20分、アイリス IAHD-230で約25分(いずれも満水・水温と室温23℃)。
ピーコック WMJ-22はカルキとばし沸とうで約21分と公表されていますが、これは他社の「水から沸とう」とはモードが異なるため、並べて速い遅いを比べることはしません。

温度を選べる機種なら、用途に合わせられる

タイガーの取扱説明書には、98℃が「カップめん・コーヒー・紅茶・番茶」、90℃が「煎茶」、70℃が「高級茶」と用途付きで書かれています。
同じ説明書に、90℃保温は98℃保温に比べて保温時の電気代が節約できるという記載もあります。
アイリスオーヤマの2機種は80℃も選べるので、段階はいちばん細かくなります。

電動給湯式である

今回の5機種はすべて電動給湯式で、ボタンで注げる構造です。満水時はおよそ4〜5kgになるため、注ぐたびに本体を傾けない設計である点は仕様上の違いとして挙げられます。

カルキ(塩素)臭を減らす沸とうモードがある

タイガーは「カルキぬき沸とう」、ピーコックは「カルキとばし沸とう」、象印は「カルキとばし沸とう」として、通常より沸とう時間を延ばす機能を公式に説明しています。

比較表の読み方(ここだけ先に)

次の表の数値は、すべてメーカー公式の仕様表または取扱説明書に書かれている値です。筆者が測ったものは1つもありません。

  • 価格は、2026年10月12日時点の楽天市場で「送料込」表示の最安水準です。ただし地域別の追加送料、クーポン、ポイント還元、販売店の条件、在庫、サイズ選択の有無はそろえていません。実際に支払う額は条件によって変わります。
  • 年間電気代の目安は、公式の年間消費電力量に31円/kWhを掛けた筆者の計算です。この単価は象印が自社表示で使っている「電力料金目安単価31円/kWh(税込)」に合わせました。象印の2機種の額は公式表示です。契約プランが変われば金額も変わります。
  • 象印の2機種(CD-WU22/CV-GB22)は1万円を超えるため、「参考」として並べています。この記事の「1万円以下」には含めていません。
  • 前節のとおり、測定条件の注記は各社でそろっていません。この表は大まかな位置関係を見るためのもので、小数点以下の差を順位として読むものではありません。

電気ポットのデメリット・注意点

① 公表されている電気代は、あなたの電気代ではありません

公表値は「室温23℃で、1日に2回沸かし、1回再沸とうし、残り23時間は保温する」という決まった1日の値です。
次のような使い方をする人には、そのまま当てはまりません。

  • 夜間や外出中に電源を切る人(節電タイマーを使う人を含む)→ 保温23時間という条件から外れます
  • 98℃で保温し続ける人→ タイガーと象印の注記は「保温90℃で23時間」です。タイガーの取扱説明書は90℃保温のほうが98℃保温より保温時の電気代を節約できるとしています
  • 1日に何度も沸かし直す人→ 湯沸し2回・再沸とう1回より多ければ、その分増えます
  • 寒い部屋に置く人→ 測定は室温23℃です。象印の注記には「季節による周囲温度等の条件により、変動する場合があります」と明記されています

使い方が条件から離れると、金額だけでなく、機種間の差や並び順も変わる可能性があります。

② 沸かし始めてから20〜33分かかります

前述のとおり、水から沸かすと公式の目安で20〜33分です。「今すぐ1杯だけ」という使い方には向きません。

③ 置き場所に制約があります

確認したタイガーとピーコックの取扱説明書には、壁や家具の近くで使わないよう注意があります(蒸気や熱で変色・変形の原因になるため)。
タイガーの説明書は、キッチン収納のスライド棚で使う場合に差込プラグに蒸気が当たらないようにするよう指示しています。

④ 定期的な手入れが要ります

タイガーの取扱説明書は、内容器のクエン酸洗浄を2〜3か月に1回、本体内部のポンプの洗浄を半年に1回の目安としています。
ピーコックはフィルターの手入れを1週間を目安としています。
ミネラルウォーターやアルカリイオン水を沸かすとカルシウム分が付着しやすいと、タイガー・ピーコックの両説明書が注意しています。

⑤ 消耗部品の交換が前提です

ふた(内ぶた)パッキンは消耗部品で、白く変色したら交換するよう両社が指示しています。交換しないまま倒すとお湯が流れ出る、という安全上の理由です。
タイガーはふたパッキン(PDA1090)とメッシュフィルター(PVH1045)の部品番号を取扱説明書に明記しています。
ピーコックは補修用性能部品の保有期間を製造打ち切り後5年と明記しています。他社については今回確認できていません。

⑥ 水以外は入れられません

確認したタイガーとピーコックの取扱説明書は、いずれも水以外のものを沸かさないよう警告しています。お茶・牛乳・酒・ティーバッグ・インスタント食品などはふきこぼれによるやけど、こげつき、腐食、フッ素加工のはがれの原因になるためです。氷を入れて保冷用に使うことも、結露による感電・故障のおそれがあるとして禁止されています。

価格・コスパ分析:本体が安い順と、電気代の目安が安い順は一致しません

公式の年間消費電力量に31円/kWhを掛けて、年間電気代の目安を出しました。
本体価格(2026年10月12日時点の送料込表示・条件は統一していません)と並べます。

2.2Lの3機種(すべて1万円以下)

機種本体(送料込)年間電気代の目安1日あたり月あたり
ピーコック WMJ-22約6,060円約12,000円約33円約1,000円
タイガー PDR-G220約7,650円約11,800円約33円約990円
アイリスオーヤマ IAHD-222約8,980円約13,700円約38円約1,140円

アイリスオーヤマ IAHD-222は、本体がいちばん高く、電気代の目安もいちばん高いという並びでした。
タイガー PDR-G220との差は、本体で約1,330円、年間電気代の目安で約1,860円です。公表値どおりなら、1年目から合計額でタイガーが下回る計算になります。

では、アイリスを選ぶ理由はないのかというと、あります。
70・80・90・98℃の4段階保温で、80℃が使えるのは今回の1万円以下3機種でこの機種だけでした。
玉露のようにぬるめの湯を使う、調乳で温度を下げたい——そうした用途があるなら、段階があること自体が選ぶ理由になります。

ピーコック WMJ-22とタイガー PDR-G220の差は、ごく小さいものでした。
年間387kWhと382kWhで、差は5kWh。31円/kWhなら年およそ155円です。本体価格差は約1,590円なので、電気代の差だけで本体差に相当する額になるまで10年ほどかかります。
この2機種は、電気代ではなく保温温度を選べるか/節電タイマーが要るかで決めるべき組み合わせです。

3.0Lの2機種

機種本体(送料込)年間電気代の目安1日あたり月あたり
アイリスオーヤマ IAHD-230約8,980円約15,200円約42円約1,260円
タイガー PDR-G300約9,280円約13,600円約38円約1,140円

本体はアイリスのほうが約300円安い。しかし年間消費電力量は489kWhと440kWhで、49kWhの差=年およそ1,520円。
取得時点の価格で単純に試算すると、約300円の本体差を、年間電気代の目安が上回ります。

容量を上げる前に

同じタイガーで2.2Lと3.0Lを比べると、382kWhと440kWh。差は58kWhで年およそ1,800円です。
5年なら9,000円ほど。本体をもう1台買えるくらいの額になります。
3.0Lが要るのは、一度に多くの湯を保持したい場合(来客が多い、家族が多い、給水の回数を減らしたい)です。「念のため大きいほう」で選ぶと、その分は毎年かかり続けます。

1つ補足しておきます。
公表上、タイガーの3.0L(PDR-G300)とアイリスの2.2L(IAHD-222)は、どちらも1日1.21kWhと表示されています。
ただし年間値は440kWhと442kWhで一致しません。日量表示の丸め方などが影響している可能性があるため、同一の実測値として扱うことはしません。

1万円を少し超える2機種(象印 CD-WU22/CV-GB22)

枠の外側を見ておくと、1万円以下の位置がはっきりします。どちらも送料込で1万円を超えるため、この記事の5機種には含めていません。

象印 CD-WU22(2.2L・ヒーター保温)約10,360円

公式仕様は1日0.99kWh/年間362kWhで、ヒーター保温タイプとしては今回いちばん小さい値でした。
象印は年間電気代「約11,200円」まで公式に明記しています(31円/kWhで計算)。筆者が同じ単価で計算すると362×31=11,222円で、公式表示と整合します。

タイガー PDR-G220(約7,650円)との本体差は約2,710円、電気代の目安差は年およそ620円。
取得時点の価格で単純に割ると、差額に相当するのはおよそ4.4年ぶんです。ピーコック WMJ-22(約6,060円)に対しては、本体差約4,300円・年およそ775円で、およそ5.5年ぶんになります。

節約タイマーは6・7・8・9・10時間の5段階、保温は98・90・80・70℃の4段階。90・80・70℃保温を選んだときに沸とうさせずに設定温度まで沸かす「トリプルセーブ湯沸かし」も公式に説明されています。

象印 CV-GB22(2.2L・真空断熱/VE電気まほうびん)約11,540円

こちらが本命かもしれません。公式仕様は1日0.65kWh/年間236kWh/年間電気代 約7,300円(公式表示)。
CD-WU22(362kWh)との差は126kWh=年およそ3,906円で、本体差は約1,180円です。
取得時点の価格で単純に割ると、差額に相当するのは0.3年ぶん(4か月ほど)になります。

1万円以下の5機種に対しても、ピーコック WMJ-22との本体差約5,480円に対して電気代の目安差が年およそ4,680円、タイガー PDR-G220との本体差約3,890円に対して年およそ4,530円です。

5段階保温(98・90・80・70℃・まほうびん)、5段階節約タイマー、2時間操作がないと保温ヒーターへの通電を切る「省エネモード」も公式に説明されています。

ただし、いいことばかりではありません。
質量は2.7kg(1万円以下の5機種は1.9〜2.2kg)、湯沸かし時の消費電力は905W(5機種は700W)、外形は22×29.5×26cmで5機種よりひと回り大きくなります。

そしてこれらの年数は、公表値どおりに使い、価格と電気の単価が変わらないと仮定した単純試算です。差額が戻ることを保証するものではありません。

ダークな天板に並ぶ無地の電気ポット3台と白いカップ

こんな人におすすめ/こんな方には向きません

電気ポットが向いている人

  • 1日に何度もお湯を使う(お茶・コーヒー・カップ麺・調乳など)
  • 沸くまでの20〜33分を毎回待ちたくない
  • 家族がいて、一度にまとまった量の湯を保持したい

向いていない人──正直に書きます

  • 1日に1〜2杯しかお湯を使わない方。23時間ぶんの保温電力が、その1〜2杯のためにかかります。この使い方なら、保温の要否も含めて電気ケトルなど他の選択肢も比較候補になります(実際のコスト比較には、使用量・沸かす回数・各製品の消費電力量を別途確認してください)
  • 家を空ける時間が長い方。毎回電源を切るなら、公表されている消費電力量の前提から外れ、保温しておける利点も薄くなります
  • 置き場所に余裕がない方。幅21〜22cm・奥行28cm前後に加えて、蒸気の逃げ場が要ります。吊戸棚の真下や壁際は避けるよう取扱説明書が指示しています
  • 手入れを増やしたくない方。クエン酸洗浄が2〜3か月に1回、フィルターの手入れが週1回の目安です
  • 「省エネ性能の★の数」で選びたい方。電気ポットには統一省エネラベルが付きません。★で比べることはできません
  • 本体価格よりも総額を抑えたい方。前述のとおり、1万円台前半の真空断熱タイプのほうが、年間電気代の目安で4,000〜6,000円台少なくなります

電気ポット 購入ステップガイド

ステップ1:予算の切り方を先に決める

本記事の立場をもう一度書きます。電気代まで含めるなら、1万円以下で切るのは不利になりやすいという結果でした。
1万円台前半まで広げられるなら、真空断熱タイプを先に見てください。
それでも1万円以下で選ぶなら——初期費用を抑えたい、軽いほうがいい、置き場所が狭い——この先に進みます。

ステップ2:一度に必要な湯量から容量を決める

2.2Lか3.0Lか。タイガー同士の比較では、3.0Lは2.2Lより年およそ1,800円多くかかります。
判断材料は「1日の総使用量」ではなく、一度にどれだけ保持したいか、給水や再沸とうを何回まで許容できるかです。

ステップ3:保温温度の段階が要るかを決める

  • 熱いままでよい(カップ麺・コーヒー・紅茶)→ 段階は少なくても困りません
  • 煎茶を淹れる/ぬるめも使う→ 3段階のタイガー、または4段階のアイリス
  • 80℃を使いたい→ 1万円以下ではアイリスオーヤマの2機種だけです
  • 温度段階を確実に使い分けたい→ 段階を公式に明記している機種を選んでください

ステップ4:節電タイマーが要るかを決める

通電を止めたい時間帯があるなら、タイガー PDR-G220/PDR-G300(6時間)が候補です。
ただしタイマーを使う前提なら、公表されている消費電力量とは条件が違います。削減量は公表値から確認できないため、その場合は電気代の数字より使い勝手で選ぶほうが筋が通ります。

ステップ5:価格は条件をそろえて比べる

同じ機種でも、送料別の出品のほうが表示価格は安く見えます。
今回の5機種では、タイガー PDR-G300のように送料込(約9,280円)のほうが送料別の出品(約9,980円)より安いという逆転もありました。
さらに、地域別の追加送料・クーポン・ポイント還元・販売店の条件まで含めると、表示価格だけでは決まりません。注文画面まで進んで確認してください。

ステップ6:買ったあと最初にやること

タイガー・ピーコックとも、取扱説明書に「はじめて使うとき」の手順があります。
満水まで水を入れて沸かし、半量を給湯して捨て、残り湯も捨てる、という洗浄です。
使い始めは樹脂のにおいがすることがあると、両社とも書いています。

この記事が確認していないこと

正直に書いておきます。

  • 筆者はこれらの製品を購入も使用もしていません。 注ぎやすさ、音、湯切れ、液晶の見やすさといった使用感は判断できません。本文で「体感」に関わる書き方は避けています
  • 実際の消費電力量を測っていません。 記載した数値はすべてメーカー公式の公表値です
  • 年間電気代は筆者の計算です。 公式の年間消費電力量に31円/kWhを掛けたものです(象印の2機種の額は公式表示)。契約プランや単価が変われば金額は変わります。回収や元が取れることを保証するものではありません
  • 測定条件が4社で完全に同一かは確認できていません。 ピーコックは基準番号(HD-112)を明記しておらず、アイリスオーヤマとピーコックは保温温度を明記していません
  • 耐久性・故障率は分かりません。 保証期間は、ピーコック(本体1年)とアイリスオーヤマ(お買い上げ日より1年間)で確認できました。タイガーと象印の保証条件は今回確認できていません
  • ピーコック WMJ-22の保温温度について、「選べない」と断定はしていません。確認した公式仕様表と取扱説明書に、保温温度を選ぶ操作の記載が見当たらなかった、というのが分かったことです
  • 節電タイマーの記載がない機種について、夜間に止める手段がないとは書いていません。具体的な操作は購入前に取扱説明書でご確認ください
  • 価格の比較条件は完全にはそろっていません。 楽天市場の送料込表示の最安水準を使っていますが、地域別追加送料・クーポン・ポイント・販売店条件・在庫・サイズ選択は統一していません
  • 今回の5機種がすべてではありません。 公式サイトで仕様を確認できなかった製品や、ブランドが明示されていない出品は、前提がそろわないため外しました
  • 価格は2026年10月12日時点のものです

まとめ

電気ポットは、省エネ法トップランナー制度の対象一覧にも、統一省エネラベルの対象一覧にも入っていません。
それでも各社が消費電力量を公表しているのは、日本電機工業会が測り方をまとめているからでした。

ただし、そろっているのは回数と室温までで、注記の書き方は各社で違いました。
基準番号(HD-112)を書いているのは4社中3社。保温温度まで書いているのは2社。
だからこの記事では、公表値を大まかな位置関係を見るための手がかりとして扱い、小数点以下の差を順位にはしていません。

その前提で見ると、

  • 2.2Lでは、本体がいちばん高いアイリスオーヤマ IAHD-222が、電気代の目安もいちばん高い
  • 3.0Lでは、本体が約300円高いタイガー PDR-G300のほうが、電気代の目安で年およそ1,520円少ない
  • 同じタイガーでも、2.2Lから3.0Lに上げると年およそ1,800円増える

そして最後にもう一度。
真空断熱タイプ(象印 CV-GB22・約11,540円)は年間電気代の目安が約7,300円で、1万円以下の5機種より年4,500〜6,400円ほど少なくなります。
1万円という線をどうしても越えられない事情がなければ、そちらを先に見てください。

公表値は「1日2回沸かし、1回再沸とうし、23時間保温する」決まった1日の値です。あなたの電気代の予測ではありません。
機種の位置関係を見る物差しとしては使えて、家計の見積もりには使えない。 そこを分けて読めば、十分に役に立ちます。

比較表で全体をチェック

機種価格(送料込)容量保温方式1日あたり年間消費電力量年間電気代の目安質量保温温度HD-112の明記
ピーコック WMJ-22約6,060円2.2Lヒーター1.06kWh387kWh約12,000円1.9kg選ぶ操作の記載を確認できずなし(JEMA自主基準とのみ)
タイガー PDR-G220約7,650円2.2Lヒーター1.05kWh382kWh約11,800円2.0kg98・90・70℃あり(取扱説明書)
アイリスオーヤマ IAHD-222約8,980円2.2Lヒーター1.21kWh442kWh約13,700円2.1kg70・80・90・98℃あり(製品ページ)
アイリスオーヤマ IAHD-230約8,980円3.0Lヒーター1.34kWh489kWh約15,200円2.2kg70・80・90・98℃あり(製品ページ)
タイガー PDR-G300約9,280円3.0Lヒーター1.21kWh440kWh約13,600円2.2kg98・90・70℃あり(取扱説明書)
(参考・1万円超)象印 CD-WU22約10,360円2.2Lヒーター0.99kWh362kWh約11,200円(公式表示)2.2kg98・90・80・70℃あり(製品ページ)
(参考・1万円超)象印 CV-GB22約11,540円2.2L真空断熱0.65kWh236kWh約7,300円(公式表示)2.7kg98・90・80・70℃・まほうびんあり(製品ページ)

各商品の価格の見かたと選びどころ

1. ピーコック 電気ポット(電動給湯式)2.2L WMJ-22

今回の1万円以下5機種でいちばん安く、いちばん軽い機種です。公式仕様で1.9kg、サイズは21.3×27.9×25.3cm。2.2Lの3機種では重さも高さも最小でした。

消費電力量は1日1.06kWh/年間387kWh。31円/kWhで割り戻すと1日およそ33円、年およそ12,000円です。
タイガー PDR-G220(年間382kWh)との差は年およそ155円しかなく、本体価格は約1,590円安い。この2機種を電気代で比べる意味はほとんどありません。

機能は、電動給湯・再沸とう・カルキとばし沸とう・360度回転底・給湯ロック・空だき防止です。

良い点

価格と重さがはっきりした長所です。送料込で約6,060円は今回の最安で、2番目のタイガーより約1,590円安い。1.9kgは、棚から下ろして洗うときや給水のために運ぶときに効く差です(満水時はおよそ4.1kgになります)。

消費電力量も公表されていて、取扱説明書の仕様欄にJEMA自主基準による測定(室温23℃、湯沸かし2回/1日、再沸とう1回/1日、保温23時間/1日、365日/年間)と条件が書かれています。

補修用性能部品の保有期間を「製造打ち切り後5年」と取扱説明書に明記しているのは、今回確認できた中でこの機種だけでした。電源コードは1.4mで、今回の中ではいちばん長い値です。

注意点

保温温度を選ぶ操作は、確認した公式仕様表・取扱説明書では確認できませんでした。取扱説明書の「各部のなまえとはたらき」に載っている操作は給湯ボタン・再沸とうボタン・給湯ロックで、保温ランプについては「保温時に点灯します」とだけ書かれています。温度段階を確実に使い分けたいなら、段階を公式に明記している機種のほうが確実です。

節電タイマーの記載も、確認した資料にはありませんでした。夜間に止める具体的な操作は、購入前に取扱説明書でご確認ください。

測定条件の注記に、基準番号(HD-112)の記載がありません。「JEMA自主基準による測定」とあり、室温や回数は他社と共通ですが、他社が明記している基準番号は書かれていませんでした。

公式オンラインショップの仕様表で、年間消費電力量の単位が「kWh/日」と表記されています。1日あたりが1.06kWh/日で1.06×365=386.9ですから、387kWh/年の表記揺れとみられます(取扱説明書では「年間(kWh) 387」と書かれています)。

給湯ロックは手動です(注ぎ終わったら「ロック」に戻すよう取扱説明書が指示しています)。カルキとばし沸とうの目安は満水から約21分と公表されていますが、他社の「水から沸とう」とはモードが異なるため、速さの比較はしていません。

初期費用を抑えたい方、本体を運ぶ機会がある方(1.9kg)、コンセントまで距離がある方(コード1.4m)

Amazonで「ピーコック 電気ポット WMJ-22 2.2L」を探す

※価格・在庫は変動します。最新情報はリンク先でご確認ください。

価格は約6,060円(送料込・2026年10月12日時点の楽天市場)。送料別で約5,980円の出品もありますが、条件が異なるため採用していません。地域別追加送料・クーポン・ポイントは考慮していません。公式仕様は実容量2.2L/消費電力700W/1.9kg/21.3×27.9×25.3cm/1日1.06kWh・年間387kWh/温度ヒューズ133℃/コード1.4m/保証 本体1年。

楽天市場で「ピーコック 電気ポット(電動給湯式)2.2L WMJ-22」を見る

2. タイガー魔法瓶 マイコン電動ポット 2.2L PDR-G220

1万円以下の2.2L 3機種で、公表されている消費電力量がいちばん小さい機種です。1日1.05kWh/年間382kWh。31円/kWhで1日およそ33円、月およそ990円、年およそ11,800円になります。

本体は約7,650円(送料込)で、アイリスオーヤマ IAHD-222より約1,330円安く、年間電気代の目安も約1,860円少ない。公表値どおりなら、1年目から合計額で下回る計算です。

保温は98・90・70℃の3段階。取扱説明書には90℃保温は98℃保温に比べて保温時の電気代が節約できると書かれています。6時間の節電タイマーがあります。

良い点

数字の裏づけがいちばん丁寧でした。取扱説明書の仕様欄に、年間・1日あたりの消費電力量に加えて、測定条件が「日本電機工業会自主基準 HD-112に基づく」と基準番号まで、さらに「保温90度で23時間」と保温温度まで明記されています。保温温度まで書いていたのは、この機種と象印だけでした。

節電タイマー(6時間)があります。今回の1万円以下5機種でタイマーの記載があったのは、この機種と同シリーズのPDR-G300だけです。

温度ヒューズ142℃、電動ポンプ1.5W、ふたパッキンの部品番号(PDA1090)、メッシュフィルターの部品番号(PVH1045)まで取扱説明書に載っていて、長く使う前提の情報が揃っています。沸とう時間(満水から約26分)、再沸とうの目安(98・90保温から約4〜8分)も表で公表されています。

注意点

保温温度は3段階で、80℃がありません。70℃の次が90℃です。中間の温度を使いたい場合は、4段階のアイリスオーヤマのほうが合います。

製品ページには測定条件の注記がありません。数値(382kWh/年・1.05kWh/日)は載っていますが、条件は取扱説明書を開かないと分かりません。象印とアイリスオーヤマは製品ページに書いています。

電源コードが1.0mで、今回の中ではいちばん短い値です(ピーコック1.4m、アイリス約1.2m)。コンセントの位置によっては置き場所が制限されます。

公式サイトでは「限定商品」と表示されています。流通が限られる可能性があります。なお保証条件は今回確認できていません。

1万円以下の2.2Lで電気代の目安を最小にしたい方、通電を止めたい時間帯がある方(節電タイマー6時間)、測定条件の根拠を確認したい方

Amazonで「タイガー 電気ポット PDR-G220」を探す

※価格・在庫は変動します。最新情報はリンク先でご確認ください。

価格は約7,650円(送料込・2026年10月12日時点の楽天市場)。タイガー魔法瓶公式の楽天市場店では約9,880円(送料込)です。地域別追加送料・クーポン・ポイントは考慮していません。公式仕様は定格容量2.2L/湯わかし時の消費電力700W/2.0kg/21.2×28.0×25.4cm/1日1.05kWh・年間382kWh/温度ヒューズ142℃/コード1.0m。 なお楽天市場には、2.2L・3.0L・4.0Lを1つの商品ページで選ぶ形式の出品もあり、一覧に表示される価格は選ぶサイズによって変わります。注文前に選択内容と金額をご確認ください。

楽天市場で「タイガー魔法瓶 マイコン電動ポット 2.2L PDR-G220」を見る

3. アイリスオーヤマ ジャーポット 2.2L マイコン式 IAHD-222

1万円以下の3機種で、唯一80℃保温が選べる機種です。保温は70・80・90・98℃の4段階。

ただし消費電力量は1日1.21kWh/年間442kWhで、2.2Lの3機種ではいちばん大きい値でした。31円/kWhで1日およそ38円、月およそ1,140円、年およそ13,700円。タイガー PDR-G220より年およそ1,860円多い計算になります。本体価格も3機種中いちばん高いので、電気代で選ぶ機種ではありません。

選ぶ理由は保温の段階です。80℃という中間の温度が要るなら、1万円以下ではこの機種(と同シリーズの3.0L)しか選択肢がありませんでした。

良い点

製品ページの仕様表に、測定条件がそのまま書かれています。「室温23℃、湯沸かし2回/1日、再沸とう1回/1日、保温23時間/1日、365日/年、その他水量などの試験条件:(一社)日本電機工業会自主基準 HD-112による測定」。取扱説明書を開かずに前提が分かるのは、今回では象印とこの機種だけでした。

保温4段階(70・80・90・98℃)は1万円以下で最多です。

水から沸とうするまでの目安は約20分と公表されています。保証期間は「お買い上げ日より1年間」と公式仕様に明記されており、ふた・メッシュフィルター・電源コードが別売品として用意されています(消耗しても購入できる、という意味でもあります)。

注意点

消費電力量が、2.2Lの3機種でいちばん大きい値です。1日1.21kWhという表示は、タイガーの3.0Lモデル(PDR-G300)と同じ値です(ただし年間値は442kWhと440kWhで一致しないため、同一の実測値として扱うことはしません)。

本体価格も3機種でいちばん高いため、価格と電気代の目安の両方で下回ります。この機種を選ぶ理由は、80℃保温か、製品ページで条件まで確認できる点か、デザインに絞られます。

節電タイマーの記載が公式仕様に見当たりません。夜間に止める具体的な操作は取扱説明書でご確認ください。

楽天市場では2.2Lと3.0Lが同じ商品ページにまとめられ、購入時にサイズを選ぶ形式の出品が多くなっています。注文前に選択内容を必ず確認してください。

80℃保温が必要な方(1万円以下ではこのシリーズのみ)、測定条件を製品ページで確認したい方

Amazonで「アイリスオーヤマ ジャーポット IAHD-222」を探す

※価格・在庫は変動します。最新情報はリンク先でご確認ください。

価格は約8,980円(送料込・2026年10月12日時点の楽天市場)。同じ価格で3.0L(IAHD-230)も選べる出品形式が多いため、サイズの選択にご注意ください。型番を指定した単独出品は約9,878円(送料込)でした。地域別追加送料・クーポン・ポイントは考慮していません。公式仕様は定格容量2.2L/定格消費電力700W/2.1kg/21.8×28.0×25.6cm/1日1.21kWh・年間442kWh/電源ポンプ3.0W・1分/コード約1.2m/保証1年。

楽天市場で「アイリスオーヤマ ジャーポット 2.2L マイコン式 IAHD-222」を見る

4. タイガー魔法瓶 マイコン電動ポット 3.0L PDR-G300

3.0Lの2機種では、公表値の上でこちらが有利でした。

本体は約9,280円(送料込)で、アイリスオーヤマ IAHD-230より約300円高い。
一方、消費電力量は1日1.21kWh/年間440kWhで、アイリスの489kWhより49kWh少ない。31円/kWhなら年およそ1,520円の差です。
取得時点の価格で単純に試算すると、約300円の本体差を、年間電気代の目安が上回ります。

2.2LのPDR-G220と同じく、保温は98・90・70℃の3段階、節電タイマー6時間、カルキぬき沸とう、クエン酸洗浄コースを備えます。水から沸とうするまでの目安は約33分です。

良い点

3.0Lクラスで、今回いちばん電気代の目安が小さい機種でした。年間440kWh(約13,600円/1日およそ38円)は、同容量のアイリス IAHD-230(489kWh・約15,200円)を下回ります。

取扱説明書の仕様欄にHD-112と「保温90度で23時間」まで明記されている点、温度ヒューズ142℃や部品番号まで載っている点は2.2Lモデルと同じです。容量を上げても情報の丁寧さは変わりません。

注意点

2.2L(PDR-G220)より、年およそ1,800円多くかかります。382kWhと440kWhで58kWhの差です。5年なら9,000円ほどの違いになります。3.0Lが本当に必要かは、買う前に確認する価値があります。

沸とうまで約33分かかります(2.2Lは約26分)。

高さが29.4cmになります(2.2Lは25.4cm)。吊戸棚の下に置く場合は、蒸気の逃げ場を含めて測ってください。満水時はおよそ5.2kgになります。

保温温度は3段階で80℃はありません。電源コードは1.0m。公式サイトでは「限定商品」と表示されています。保証条件は今回確認できていません。

3.0Lが必要で、電気代の目安も抑えたい方。一度に多くの湯を保持したい方、給水の回数を減らしたい方

Amazonで「タイガー 電気ポット PDR-G300」を探す

※価格・在庫は変動します。最新情報はリンク先でご確認ください。

価格は約9,280円(送料込・2026年10月12日時点の楽天市場)。送料別では約9,980円の出品もあり、送料込のほうが安いという逆転が起きています。地域別追加送料・クーポン・ポイントは考慮していません。公式仕様は定格容量3.0L/湯わかし時の消費電力700W/2.2kg/21.2×28.0×29.4cm/1日1.21kWh・年間440kWh/温度ヒューズ142℃/コード1.0m。 なお楽天市場には、2.2L・3.0L・4.0Lを1つの商品ページで選ぶ形式の出品もあり、一覧に表示される価格は選ぶサイズによって変わります。注文前に選択内容と金額をご確認ください。

楽天市場で「タイガー魔法瓶 マイコン電動ポット 3.0L PDR-G300」を見る

5. アイリスオーヤマ ジャーポット 3.0L マイコン式 IAHD-230

3.0Lで保温4段階(70・80・90・98℃)が使える機種です。本体は約8,980円(送料込)で、3.0Lとしては今回の最安でした。

ただし消費電力量は1日1.34kWh/年間489kWhで、今回調べた7機種の中でいちばん大きい値です。31円/kWhで1日およそ42円、月およそ1,260円、年およそ15,200円。
同容量のタイガー PDR-G300(約13,600円)とは年およそ1,520円の差で、本体価格差(約300円)を上回ります。

それでもこの機種を選ぶなら、理由は3.0Lで80℃保温が使えることです。タイガーの3.0Lに80℃はありません。

良い点

3.0Lで80℃保温が選べるのは、今回調べた1万円以下ではこの機種だけでした。容量と温度の細かさを両立させたい場合、選択肢がここしかありません。

製品ページの仕様表にHD-112の測定条件が明記されています。2.2Lモデルと同じ丁寧さです。

本体価格は3.0Lで約8,980円と、今回の3.0L 2機種では安いほうです。水から沸とうするまでの目安は約25分と、タイガーの3.0L(約33分)より短い値が公表されています。保証期間は「お買い上げ日より1年間」と明記されています。

注意点

年間489kWhは、今回調べた7機種で最大でした。タイガー PDR-G300より年およそ1,520円、2.2Lのタイガー PDR-G220と比べると年およそ3,320円多くかかる計算です。

本体の安さは、1年目の電気代の目安で相殺されます。タイガー PDR-G300との本体差は約300円しかありません。

節電タイマーの記載が公式仕様に見当たりません。

楽天市場では2.2Lと同じ商品ページにまとめられている出品が多く、サイズの選択を間違えやすい形になっています。注文前に必ず確認してください。満水時はおよそ5.2kgになります。

3.0Lで80℃保温を使いたい方(1万円以下ではこの機種のみ)。初期費用を最優先し、電気代の目安の差を承知のうえで選ぶ方

Amazonで「アイリスオーヤマ ジャーポット IAHD-230」を探す

※価格・在庫は変動します。最新情報はリンク先でご確認ください。

価格は約8,980円(送料込・2026年10月12日時点の楽天市場)。2.2L(IAHD-222)と同一ページでサイズを選ぶ出品が多いため、選択内容の確認が必要です。3.0Lを型番指定した単独出品は約9,480円(送料込)でした。地域別追加送料・クーポン・ポイントは考慮していません。公式仕様は定格容量3.0L/定格消費電力700W/2.2kg/21.8×28.0×29.6cm/1日1.34kWh・年間489kWh/保証1年。

楽天市場で「アイリスオーヤマ ジャーポット 3.0L マイコン式 IAHD-230」を見る

(参考)(参考)象印マホービン マイコン沸とう電動ポット 2.2L CD-WU22

送料込で約10,360円のため、この記事の「1万円以下」には含めていません。位置関係を見るための参考です。

公式仕様は1日0.99kWh/年間362kWhで、今回のヒーター保温タイプではいちばん小さい値でした。
象印は年間電気代「約11,200円」まで公式に明記しています(電力料金目安単価31円/kWh・税込で計算)。筆者が同じ単価で計算すると362×31=11,222円となり、公式表示と整合します。

タイガー PDR-G220(約7,650円)との本体差は約2,710円で、電気代の目安差は年およそ620円。取得時点の価格で単純に割るとおよそ4.4年ぶんにあたります。

良い点

公式が年間電気代まで明記している点は、今回の7機種で象印の2機種だけでした。測定条件(HD-112・保温90℃で23時間)も電力単価も製品ページに書かれていて、読者が自分で検算できる形になっています。

節約タイマーが6・7・8・9・10時間の5段階で、タイガーの6時間固定より細かく設定できます。

保温は98・90・80・70℃の4段階。さらに90・80・70℃保温を選んだときに、沸とうさせずに設定温度まで沸かす「トリプルセーブ湯沸かし」が選べると公式が説明しています(浄水器などでカルキとばしが不要な方向けの機能、という注記付きです)。内容器はフッ素加工、給湯後は約10秒で自動ロックされます。

注意点

1万円を超えます。送料込で約10,360円でした。送料別なら約9,650円の出品もありますが、条件が異なるため採用していません。

同じ象印でも、真空断熱のCV-GB22(約11,540円・年間236kWh)のほうが電気代の目安は大幅に少なくなります。その差は年およそ3,900円で、本体差は約1,180円。1万円を超えることを許容するなら、CV-GB22まで見るほうが筋が通ります。

質量2.2kgは、2.2Lクラスでは今回いちばん重い値でした(ピーコック1.9kg、タイガー2.0kg、アイリス2.1kg)。

「トリプルセーブ湯沸かし」は98℃保温では選べません(90・80・70℃保温設定時のみ)。保証条件は今回確認できていません。上記の年数はいずれも公表値と取得時点の価格による単純試算で、差額が戻ることを保証するものではありません。

1万円の枠を少し超えても構わない方のうち、真空断熱タイプの重さ(2.7kg)や905Wを避けたい方

Amazonで「象印 マイコン沸とう電動ポット CD-WU22」を探す

※価格・在庫は変動します。最新情報はリンク先でご確認ください。

価格は約10,360円(送料込・2026年10月12日時点の楽天市場)で、1万円を超えます。地域別追加送料・クーポン・ポイントは考慮していません。公式仕様は容量2.2L/消費電力湯沸かし時700W/2.2kg/21×28.5×25cm/1日0.99kWh・年間362kWh/年間電気代 約11,200円(公式表示)。

楽天市場で「(参考)象印マホービン マイコン沸とう電動ポット 2.2L CD-WU22」を見る

(参考)(参考)象印マホービン マイコン沸とうVE電気まほうびん 優湯生 2.2L CV-GB22

送料込で約11,540円のため、この記事の「1万円以下」には含めていません。ですが、電気代の面ではこれがいちばん効きます。

真空断熱(まほうびん構造)の内容器を持つタイプで、公式仕様は1日0.65kWh/年間236kWh/年間電気代 約7,300円(公式表示)。
1万円以下の5機種(382〜489kWh・約11,800〜15,200円)と比べると、年およそ4,500〜7,900円少ない計算になります。

本体差との関係を取得時点の価格で単純に割ると、ピーコック WMJ-22に対しておよそ1.2年ぶん、タイガー PDR-G220に対しておよそ0.9年ぶん、象印 CD-WU22に対してはおよそ0.3年ぶんでした。

良い点

年間236kWh(約7,300円)は今回の7機種で最小です。測定条件はHD-112で、1万円以下の機種と同じ土俵の数字として公表されています(電力単価も31円/kWhで公式に明記)。

保温は98・90・80・70℃・まほうびんの5段階、節約タイマーは6・7・8・9・10時間の5段階。さらに2時間操作がないと保温ヒーターへの通電を切る「省エネモード」(約70℃まで下がると70℃保温を開始)も公式に説明されています。

湯沸かしは905Wの「スピード沸とう」。沸とうさせずに設定温度まで沸かす「沸とうセーブ」、ゆっくり注げる「カフェドリップ給湯」、内容器側の水量目盛も公式の特長として挙げられています。

注意点

1万円を超えます(送料込で約11,540円)。この記事の5機種には含めていません。

重くなります。質量2.7kgで、1万円以下の5機種(1.9〜2.2kg)より0.5〜0.8kg重い。満水時はおよそ4.9kgです。

湯沸かし時の消費電力が905Wと、今回の5機種(700W)より大きくなります。同じ回路で他の家電を使う場合は、ブレーカーの余裕を確認してください。

外形もひと回り大きいです(22×29.5×26cm。5機種は幅21〜21.8cm)。設置場所の幅と奥行を先に測ってください。

記載した年数は、公表値どおりに使い、価格と電気の単価が変わらないと仮定した単純試算です。差額が戻ることを保証するものではありません。保証条件は今回確認できていません。

1万円台前半まで出せる方。長く使う前提で、年間の電気代をいちばん小さくしたい方(重さ2.7kgと905Wを許容できる場合)

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※価格・在庫は変動します。最新情報はリンク先でご確認ください。

価格は約11,540円(送料込・2026年10月12日時点の楽天市場)で、1万円を超えます。3.0LのCV-GB30は約11,800円(送料込・年間273kWh・公式表示 年間電気代 約8,500円)でした。地域別追加送料・クーポン・ポイントは考慮していません。公式仕様は容量2.2L/消費電力湯沸かし時905W/2.7kg/22×29.5×26cm/1日0.65kWh・年間236kWh/年間電気代 約7,300円(公式表示)。

楽天市場で「(参考)象印マホービン マイコン沸とうVE電気まほうびん 優湯生 2.2L CV-GB22」を見る

タイプ別のおすすめまとめ

【1万円以下で迷ったらこれ(2.2L)】タイガー魔法瓶 マイコン電動ポット 2.2L PDR-G220
1万円以下の2.2L 3機種で、本体価格は真ん中、公表されている消費電力量はいちばん小さい(1日1.05kWh/年間382kWh)。アイリスオーヤマ IAHD-222に対しては本体で約1,330円、年間電気代の目安で約1,860円少なく、公表値どおりなら1年目から合計額で下回ります。6時間の節電タイマーがあるのも、1万円以下ではこの機種とPDR-G300だけでした。

Amazonで「タイガー 電気ポット PDR-G220」を探す

※価格・在庫は変動します。最新情報はリンク先でご確認ください。

価格は約7,650円(送料込・2026年10月12日時点の楽天市場)。タイガー魔法瓶公式の楽天市場店では約9,880円(送料込)です。地域別追加送料・クーポン・ポイントは考慮していません。公式仕様は定格容量2.2L/湯わかし時の消費電力700W/2.0kg/21.2×28.0×25.4cm/1日1.05kWh・年間382kWh/温度ヒューズ142℃/コード1.0m。 なお楽天市場には、2.2L・3.0L・4.0Lを1つの商品ページで選ぶ形式の出品もあり、一覧に表示される価格は選ぶサイズによって変わります。注文前に選択内容と金額をご確認ください。

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【初期費用をいちばん抑えたい】ピーコック 電気ポット(電動給湯式)2.2L WMJ-22
送料込で約6,060円と今回の最安。1.9kgで最軽量、電源コードも1.4mで最長です。年間387kWhはタイガー PDR-G220の382kWhとほぼ同じ(差は年155円ほど)なので、電気代で大きく損をするわけではありません。ただし保温温度を選ぶ操作が公式資料で確認できないため、温度段階を確実に使い分けたい方には向きません。

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価格は約6,060円(送料込・2026年10月12日時点の楽天市場)。送料別で約5,980円の出品もありますが、条件が異なるため採用していません。地域別追加送料・クーポン・ポイントは考慮していません。公式仕様は実容量2.2L/消費電力700W/1.9kg/21.3×27.9×25.3cm/1日1.06kWh・年間387kWh/温度ヒューズ133℃/コード1.4m/保証 本体1年。

楽天市場で「ピーコック 電気ポット(電動給湯式)2.2L WMJ-22」を見る

【80℃保温を使いたい(2.2L)】アイリスオーヤマ ジャーポット 2.2L マイコン式 IAHD-222
1万円以下の2.2Lで、70・80・90・98℃の4段階保温が選べるのはこの機種だけでした。測定条件(HD-112)も製品ページに明記されています。ただし消費電力量は1日1.21kWh(2.2Lで最大)で、年間電気代の目安はタイガー PDR-G220より約1,860円多くなります。80℃が要るかどうかで決めてください。

Amazonで「アイリスオーヤマ ジャーポット IAHD-222」を探す

※価格・在庫は変動します。最新情報はリンク先でご確認ください。

価格は約8,980円(送料込・2026年10月12日時点の楽天市場)。同じ価格で3.0L(IAHD-230)も選べる出品形式が多いため、サイズの選択にご注意ください。型番を指定した単独出品は約9,878円(送料込)でした。地域別追加送料・クーポン・ポイントは考慮していません。公式仕様は定格容量2.2L/定格消費電力700W/2.1kg/21.8×28.0×25.6cm/1日1.21kWh・年間442kWh/電源ポンプ3.0W・1分/コード約1.2m/保証1年。

楽天市場で「アイリスオーヤマ ジャーポット 2.2L マイコン式 IAHD-222」を見る

【3.0Lが必要(電気代の目安を抑える)】タイガー魔法瓶 マイコン電動ポット 3.0L PDR-G300
3.0Lの2機種では、本体が約300円高いぶんを、年間電気代の目安(年およそ1,520円の差)が上回ります。年間440kWhに対し、アイリス IAHD-230は489kWh。ただし2.2Lより年およそ1,800円多くかかるので、3.0Lが本当に必要かは先に確認してください。

Amazonで「タイガー 電気ポット PDR-G300」を探す

※価格・在庫は変動します。最新情報はリンク先でご確認ください。

価格は約9,280円(送料込・2026年10月12日時点の楽天市場)。送料別では約9,980円の出品もあり、送料込のほうが安いという逆転が起きています。地域別追加送料・クーポン・ポイントは考慮していません。公式仕様は定格容量3.0L/湯わかし時の消費電力700W/2.2kg/21.2×28.0×29.4cm/1日1.21kWh・年間440kWh/温度ヒューズ142℃/コード1.0m。 なお楽天市場には、2.2L・3.0L・4.0Lを1つの商品ページで選ぶ形式の出品もあり、一覧に表示される価格は選ぶサイズによって変わります。注文前に選択内容と金額をご確認ください。

楽天市場で「タイガー魔法瓶 マイコン電動ポット 3.0L PDR-G300」を見る

【3.0Lで80℃保温も使いたい】アイリスオーヤマ ジャーポット 3.0L マイコン式 IAHD-230
3.0Lで80℃保温が選べるのは1万円以下ではこの機種だけです。本体も3.0Lで最安(約8,980円)。ただし年間489kWhは今回の最大値で、タイガー PDR-G300より年およそ1,520円多くかかります。80℃が必要という理由があるときに選ぶ機種です。

Amazonで「アイリスオーヤマ ジャーポット IAHD-230」を探す

※価格・在庫は変動します。最新情報はリンク先でご確認ください。

価格は約8,980円(送料込・2026年10月12日時点の楽天市場)。2.2L(IAHD-222)と同一ページでサイズを選ぶ出品が多いため、選択内容の確認が必要です。3.0Lを型番指定した単独出品は約9,480円(送料込)でした。地域別追加送料・クーポン・ポイントは考慮していません。公式仕様は定格容量3.0L/定格消費電力700W/2.2kg/21.8×28.0×29.6cm/1日1.34kWh・年間489kWh/保証1年。

楽天市場で「アイリスオーヤマ ジャーポット 3.0L マイコン式 IAHD-230」を見る

【電気代をいちばん小さくしたい(1万円台前半)】(参考)象印マホービン マイコン沸とうVE電気まほうびん 優湯生 2.2L CV-GB22
真空断熱タイプで年間236kWh(公式表示 約7,300円)。1万円以下の5機種より年およそ4,500〜7,900円少なくなります。本体は約11,540円で1万円を超えますが、取得時点の価格で割ると本体差に相当するのは0.3〜1.2年ぶんでした。ただし2.7kgと重く、湯沸かし時905W、外形もひと回り大きくなります。年数は単純試算で、差額が戻ることを保証するものではありません。

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※価格・在庫は変動します。最新情報はリンク先でご確認ください。

価格は約11,540円(送料込・2026年10月12日時点の楽天市場)で、1万円を超えます。3.0LのCV-GB30は約11,800円(送料込・年間273kWh・公式表示 年間電気代 約8,500円)でした。地域別追加送料・クーポン・ポイントは考慮していません。公式仕様は容量2.2L/消費電力湯沸かし時905W/2.7kg/22×29.5×26cm/1日0.65kWh・年間236kWh/年間電気代 約7,300円(公式表示)。

楽天市場で「(参考)象印マホービン マイコン沸とうVE電気まほうびん 優湯生 2.2L CV-GB22」を見る

よくある質問

電気ポットに「統一省エネラベル」が付いていないのはなぜですか?

電気ポットが、その対象機器の一覧に入っていないからです。資源エネルギー庁のページによれば、省エネ法トップランナー制度の特定機器は29機器(2026年10月12日に確認した時点)、統一省エネラベルなどを表示する小売事業者表示制度の対象はそのうち20機器です。電気ポットはどちらの一覧にも含まれていません。同じ台所のジャー炊飯器(19番)と電子レンジ(20番)は、どちらの一覧にも入っています。

では、各社が出している「1日○kWh」は信用できるのですか?

比較の手がかりにはなりますが、厳密な横並びとしては限界があります。今回の各社は、室温23℃・湯沸かし2回/1日・再沸とう1回/1日・保温23時間/1日・365日という共通の条件を書いています。ただしピーコックだけは基準番号(HD-112)を明記しておらず、保温温度まで書いているのはタイガーと象印の2社だけでした。大まかな位置関係を見るには使えますが、小数点以下の差を順位として扱える精度ではない、というのがこの記事の立場です。

公表されている年間電気代は、そのまま自分の家の電気代になりますか?

なりません。条件は「室温23℃、1日に湯沸かし2回・再沸とう1回、残り23時間は保温、これを365日」です。夜は電源を切る、98℃で保温し続ける、1日に何度も沸かし直す、寒い部屋に置く——どれも条件から外れます。象印の注記にも「季節による周囲温度等の条件により、変動する場合があります」とあります。条件から離れると、金額だけでなく機種間の差や並び順も変わる可能性があります。

いちばん安い機種を買うと、電気代で損をしますか?

1万円以下の5機種の中では、最安の機種が特に不利ということはありませんでした。最安のピーコック WMJ-22は年間387kWh、2番目に安いタイガー PDR-G220は382kWhで、差は5kWh(31円/kWhで年155円ほど)です。むしろ不利な並びになっていたのは、本体が高いのに消費電力量も大きい組み合わせでした。2.2Lではアイリスオーヤマ IAHD-222が、本体価格も年間電気代の目安も3機種中いちばん高くなっています。

1万円以下にこだわるべきですか?

電気代まで含めるなら、こだわらないほうがいい可能性があります。真空断熱(まほうびん構造)の象印 CV-GB22は送料込で約11,540円、年間236kWh(公式表示 約7,300円)。1万円以下の5機種(382〜489kWh・約11,800〜15,200円)との差は年およそ4,500〜7,900円です。取得時点の価格で単純に割ると、本体差に相当するのは0.3〜1.2年ぶんでした。ただし2.7kgと重く、湯沸かし時905W、外形もひと回り大きくなります。この年数は単純試算で、差額が戻ることを保証するものではありません。

2.2Lと3.0L、どちらを選べばいいですか?

「一度にどれだけ保持したいか」で決めてください。容量は1日の総使用量ではなく、一度に保持できる量です。給水や再沸とうを何回まで許容できるかも判断材料になります。コスト面では、同じタイガーで比べると2.2L(382kWh)と3.0L(440kWh)で年58kWhの差があり、31円/kWhなら年およそ1,800円。5年で9,000円ほどの違いになります。

保温温度は何℃にしておくのがいいですか?

用途に合わせるのが基本ですが、電気代の面では低いほうが有利です。タイガーの取扱説明書は、98℃を「カップめん・コーヒー・紅茶・番茶」、90℃を「煎茶」、70℃を「高級茶」向けとし、90℃保温は98℃保温に比べて保温時の電気代が節約できると明記しています。なお各社の消費電力量は保温23時間を前提に測られており、タイガーと象印は保温90℃と明記しています。98℃で常用すると、公表値より増える方向になります。

節電タイマーは効果がありますか?

通電を止めている時間のぶんは消費しませんが、どれだけ減るかの数字は、今回調べた範囲では公表されていませんでした。タイガーは「電気代が節約できる」と説明していますが、具体的な削減量の表示は見つかりませんでした。重要なのは、公表されている消費電力量が「保温23時間」という条件で測られていることです。タイマーを使う実際の使い方とは条件が違うため、タイマー利用時の実費は別途ご判断ください。

電気ケトルと電気ポット、どちらが安く済みますか?

この記事では比較していません。電気ケトルの消費電力量や沸かす時間を今回は調べていないため、数字で答えることができません。言えるのは、電気ポットは23時間保温する前提で年間236〜489kWhを消費するということだけです。少量・低頻度の利用なら、保温の必要性を含めて電気ケトルなども比較候補になります。実際のコスト比較には、使用量・沸かす回数・各製品の消費電力量を別途ご確認ください。

ピーコック WMJ-22は、保温温度を選べないのですか?

「選べない」と断定はできません。確認できたのは、公式オンラインショップの仕様表にも、公式の取扱説明書にも、保温温度を選ぶ操作の記載が見当たらなかったということです。取扱説明書の「各部のなまえとはたらき」に載っている操作部は給湯ボタン・再沸とうボタン・給湯ロックで、保温ランプについては「保温時に点灯します」とだけ書かれています。温度段階を確実に使い分けたい方は、段階を公式に明記している機種を選ぶほうが確実です。

ピーコックの公式ページに「年間消費電力量(kWh/日)387」とありますが、これは1日の値ですか?

年間の値の表記揺れとみられます。同じ仕様表の「1日あたりの消費電力量」が1.06kWh/日で、1.06×365=386.9となり、年間387kWhという表示と整合します。さらに公式の取扱説明書では「消費電力量 年間(kWh) 387」と書かれていました。

沸くまでにどれくらいかかりますか?

公式の目安で20〜33分です。水から沸とうするまでの目安は、アイリスオーヤマ IAHD-222が約20分、IAHD-230(3.0L)が約25分、タイガー PDR-G220が約26分、PDR-G300(3.0L)が約33分(いずれも満水・水温と室温23℃)。ピーコック WMJ-22は「カルキとばし沸とう」で約21分と公表されていますが、他社の「水から沸とう」とはモードが異なるため、速さの比較はしていません。

手入れはどれくらい必要ですか?

クエン酸洗浄が2〜3か月に1回、フィルターの手入れが週1回が目安です。タイガーの取扱説明書は内容器のクエン酸洗浄を2〜3か月に1回、本体内部のポンプの洗浄を半年に1回としています。ピーコックはフィルターを1週間を目安に取り外して洗うよう指示しています。ミネラルウォーターやアルカリイオン水を沸かすとカルシウム分が付着しやすいと、両社とも注意しています。

どれくらい長く使えますか?

耐久性は今回検証していません。分かったのは、保証期間がピーコックで「本体1年」、アイリスオーヤマで「お買い上げ日より1年間」と確認できたこと、ピーコックが補修用性能部品の保有期間を製造打ち切り後5年と明記していることです。タイガーと象印の保証条件は今回確認できていません。なお、ふた(内ぶた)パッキンは消耗部品で、白く変色したら交換するよう指示があります。

どこに置くのがいいですか?

壁や家具から離し、蒸気の逃げ場をつくってください。確認したタイガーとピーコックの取扱説明書は、いずれも「壁や家具の近くでは使わない」と注意しています(蒸気や熱で変色・変形の原因になるため)。タイガーの説明書は、キッチン収納のスライド棚で使う場合に差込プラグへ蒸気が当たらないようにするよう指示しています。本体の寸法は幅21〜22cm・奥行28cm前後、高さは2.2Lで25.3〜25.6cm、3.0Lで29.4〜29.6cmです。

お茶やスープを直接入れて温められますか?

できません。確認したタイガーとピーコックの取扱説明書は、いずれも「水以外のものを沸かさない(入れない)」と警告しています。お茶・牛乳・酒・ティーバッグ・インスタント食品などを入れると、泡立ってふきこぼれ、やけどのおそれがあるほか、こげつき・腐食・故障・フッ素加工のはがれの原因になります。氷を入れて保冷用に使うことも、結露による感電・故障のおそれがあるとして禁止されています。

この記事の価格はどうやって調べましたか?

2026年10月12日時点の楽天市場で、「送料込」表示の最安水準を採用しました。ただし地域別の追加送料、クーポン、ポイント還元、販売店の条件、在庫、サイズ選択の有無はそろえていません。表示価格だけでは実際の支払額は決まらないため、注文画面まで進んでご確認ください。なお、タイガー PDR-G300では送料込(約9,280円)のほうが送料別の出品(約9,980円)より安いという逆転も起きていました。

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